「ドームで聞いたANSWER」第3回

　米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕カードで対戦するほか、巨人＆阪神ともプレシーズンゲームを行う。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

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　第3回はドジャースの27歳ジェームズ・アウトマン外野手。14日、東京ドームでの公開練習では1万人の観客に見守られながら汗を流した。終了後、ベンチへと引き揚げる前に取材に応じ、浜離宮や築地市場を巡った約10キロの朝散歩について気さくに教えてくれた。（取材：THE ANSWER編集部・鉾久 真大）

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　13日の午後に日本に到着したアウトマン。「時差ボケの影響はそれほどないね」。夜10時に就寝し、朝7時に起床。午後3時半から約2時間の練習をこなし、充実した表情で質問に答えてくれた。

　午前中は中央区の浜離宮恩賜庭園を訪問。「楽しかったよ。とても平穏で、安らかだった」。鴨場で鷹を使った鴨狩猟を学び、「歴史の授業のようだった。その時代の人になったつもりで歩き回ったよ」と驚きつつも笑顔を見せた。

　築地市場も訪れたが、朝食の直後だったこともあり食事はせず。銀座も散策するなど、10キロ近くを歩いた。何か面白いものを見つけたか問うと、少し考えた後に「たくさん興味深いものがあったよ。特に築地市場だね」と回答。「とても混雑していて動き回るのが難しいほどだったけど、面白そうなものばかりだった。食べてみたいものが色々あったけど、お腹いっぱいだったからね」と残念がった。

　街中では大谷翔平の広告に何度も出くわした。「米国でも彼のことはどこでも見かけるけど、ここはレベルが違う。『ヘイ、僕はあの男のこと知ってるよ』って感じで面白かった」と笑う。

　昨年8月末には第1子が誕生。「妻も来たがっていたけど、赤ん坊と一緒だと難しいから」と妻子を連れての来日は叶わず、ちょっぴり残念そうだった。

　公開練習では、大谷、山本由伸、佐々木朗希の日本人トリオに限らず、ドジャース選手の一挙手一投足に1万人の熱視線が注がれた。「彼らは素晴らしかった。とても没頭していて、ありがたかったよ。ファンが試合に熱中してくれているときは僕たちもより楽しめる」と日本のファンの熱量に感謝した。