元ヤンキース戦士も通勤電車で「大阪探検」 侍Jと戦うオランダ代表、広報に聞いた日本満喫の裏側

WBCで2度の4強も近年は苦戦「まだ強いんだと見せたい」
オランダ代表には、欧州のオランダ本土に加え、中米カリブ海のアルバ、キュラソー、セント・マーチンといった島々出身の選手がいる。フィセル氏は「私たちはかなり多くの異なる背景を持っている。だから、ただのNetherlands(オランダ)ではなく、Kingdom of the Netherlands(オランダ王国)を名乗ってプレーしているんだ。王国の各地から選手が集まっているからね」と力を込める。
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2013、17年のWBCでベスト4入りした強豪国だが、23年WBC、24年プレミア12では1次ラウンドで敗退。フィセル氏は「ここ数年、次のラウンドに進めない苦しい時期が続いているが、まだ私たちはここにいる、まだ強いんだというところを見せたい」と意気込む。
最後に来日した17年のWBC2次ラウンドでは、日本と延長タイブレークの激闘を演じたが6-8で惜敗。当時ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手が先発し、同ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手が4番に座った。「日本のファンはかつて私たちを愛してくれた。今回は新しい世代のチームだが、私たちも優れているんだと見せてくれるはずだ」。欧州を代表する野球強国とのイメージを、再び築いていく。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)