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元「由伸2世」がITマンに転身 第二の人生に決意「次の世界では『谷田成吾』として」

谷田さんは今月から第二の人生をスタート【写真:編集部】
谷田さんは今月から第二の人生をスタート【写真:編集部】

目指すは「由伸2世」との“決別”「“プロビジネスマン”として活躍を」

 慶大時代の恩師だった大久保秀昭監督からは「自分で決めた道。しっかりと頑張れ」とエールを受け、同級生だった山本泰寛(現巨人)、横尾俊建(現日本ハム)を始め、かつて一緒にプレーした旧友たちにはプロ野球の世界で頑張っている。「彼らが高い位置にいてくれることで自分たちも頑張ろうと思える。追いつけ追い越せでやってきたい」と存在を刺激に変えるつもりだ。

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 野球と出会ってから、初めて迎えたバットを振らない1月。しかし、気持ちはもう社会人に切り替わっている。「野球で言えば自主練と一緒」と10時の始業の2時間近く前から出社し、自主的に勉強している。現役時代は「由伸2世」と呼ばれ、必要以上の注目を浴びた。その名前で声を社内で声をかけてもらうこともあるというが、目指すのは一日も早い「由伸2世」との“決別”だ。

「まずは野球をしている間、応援していただいた方に『今まで応援してきて良かった』と思われるような人間になりたい。そのためにもビジネスで成功し、名の通る人間にならないと。次の世界では『由伸2世』ではなく『谷田成吾』として認知してもらえるように。野球をやっていたことが忘れられ、上書きされるくらいに“プロビジネスマン”の活躍していきたいと思っています」

 20代で起業し、ビジネス界で成果を出してきた福山さんは人事担当も務めており、将来的な独立も視野に一流のビジネスマンになるための薫陶を受けている。常に「ドラフト候補」として注目を浴び、近年のアマ球界では「日本一有名なアマ野球選手」だったと言っても過言ではない、かつての背番号24。ビジネスという新たなバッターボックスに立ち、唯一無二のアーチを描く。

(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)

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