渡邊雄太、現地のリアルな評価 副社長が独占インタで明かした「驚異的な魅力」とは
米プロバスケットボール(NBA)のメンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結んだ渡邊雄太は、アメリカの地で順調に実績を積み重ねている。10月27日のフェニックス・サンズ戦でNBAデビューを果たしたのに続き、11月12日のユタ・ジャズ戦でもベンチ入り。さらに14日のミルウォーキー・バックス戦では第1、2クォーターに合計7分以上をプレーした。
グリズリーズのバスケットボール部門副社長ジョン・ホリンジャー氏に独占インタビュー
米プロバスケットボール(NBA)のメンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結んだ渡邊雄太は、アメリカの地で順調に実績を積み重ねている。10月27日のフェニックス・サンズ戦でNBAデビューを果たしたのに続き、11月12日のユタ・ジャズ戦でもベンチ入り。さらに14日のミルウォーキー・バックス戦では第1、2クォーターに合計7分以上をプレーした。
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また、下部リーグのメンフィス・ハッスルでは主力選手で、ここまで4試合で平均11.8得点、7.5リバウンドをマーク。グリズリーズの組織内で、様々な形で存在感をアピールしていると言って良い。
今回、渡邊の現在の評価を知るべく、グリズリーズのバスケットボール部門副社長ジョン・ホリンジャー氏に独占インタビューを行った。ホリンジャーはかつて米放送局「ESPN」電子版で8年に渡ってライターを務め、その分析力を買われて2012年12月にグリズリーズのフロント入りした変わり種。現在はクリス・ウォーレスGMとともにチーム編成担当であり、選手獲得の鍵を握る人物と言える。このホリンジャーの言葉からは、グリズリーズが渡邊獲得に興味を持った理由と、現時点での評価が見えてくる。
――グリズリーズは7勝4敗(インタビュー時点)と好スタートを切りましたが、序盤戦の好調ぶりは想定通りですか?
「まだ向上している途上だが、これくらいはやれると考えていたよ。接戦を際どくものにしたゲームが何戦かあって、わずかな幸運に恵まれていなかったらもう少し勝率は下がっていたかもしれない。ただ、スタートには満足しているし、今季はプレーオフ争いが目標になる。それが狙える位置にいることを嬉しく思う」
――今のグリズリーズは過渡期にいると考えている人もいます。しかし、開幕前にロバート・ペラ・オーナーが「50勝以上も狙える」と話していた通り、やはり今季も勝ちに行く意向でしょうか?
「はっきり言えるのは、私たちは現状でも可能な限りベストのチームを作ろうとしているということ。実は昨季も良いスタートを切ったが、マイク(・コンリー)が故障し、以降はすべてが悪い方向に進んでしまった。マイク、マルク(・ガソル)という2人の主軸が健康を取り戻し、原型のチームでどこまでいけるかを確かめてみたいという気持ちに変わりはない。その答えが出た頃に、改めてこのチームがどんな方向に進むべきかを考えることになる」