14歳で3.3万人に支持される陸上女子「やっていてよかったー!」 日本選手権に現れた超新星のSNS活用術
「脚も脂肪ばっかなので、食生活を見直したい(苦笑)」
SNSで心無い言葉に悩むアスリートもいるが、プラスに変えられるのも一つの才能。すでに気持ちを上げる術として身につけているのは新時代の選手らしさだろう。
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もちろん専念しているのは陸上のレベルアップだ。股関節の辺りをさすりながら「今から腸腰筋を鍛えたいです」と、やる気満々。「脚も脂肪ばっかなので、食生活を見直したい」と苦笑いしつつ、「最近勉強しすぎで、寝不足なので陸上に力を入れたいなと思います」とひとまずペンを置き、目標の全中制覇を視野に入れる。
予選では2連覇中の君嶋愛梨沙と同組。大会前から一緒に走れる喜びをSNSに記していた。目の当たりにした日本トップスプリンターに「今、日本を背負っている選手なので、なんだろう……本当に楽しいんですよ、レースが」と興奮を言葉にできず。「めっちゃ離されるんですけど、私もああなれたらなあと。一緒に走れるのは夢のようです」と想いを表現した。
トップ選手はレース前にクリームを塗ったり、ストレッチをしたりしながら本番のイメージトレーニングに励む。じっくり観察した三好は「今後の私に生かせたら」とお姉さんたちから学んだ。取材陣の中にいた増田明美さんを見つけると「うわ!」と仰天。大先輩から「新潟で美味しい物、何を食べたいですか?」と聞かれ、「お蕎麦を食べたいなと思っています。頑張ります」と笑った。
「4年後の五輪に出られたらもう最高です!」
28年ロサンゼルス五輪でも18歳。大器の片鱗を見せた中学生の未来は明るい。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)