開業1年目「SAGAアリーナ」で生み出す熱狂 リーグ4位の集客力も…B1佐賀が危機感抱く理由
SAGAアリーナの活用法は手探りの状態
今後のSAGAアリーナの活用法について問うと、田畠社長に腹案はあるようだが、まだまだ手探りの状態であることも隠さない。
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「理想を言えば、フルスペックの調理場をアリーナに設けたいです。(ラウンジ席が連なる)3階のお客さんにコース料理を出して、楽しんでもらうというのも考えているんですけど……もちろん飲食もそうですし、まだまだ、演出の確度をもっと上げていきたいです。お金も含めて余裕はないので、単発でしかやれないんですけど(笑)」
田畠社長はクラブの発展には、今在籍している1人ひとりの成長が不可欠であると考えており、失敗も含めたチャレンジを促す一方で、組織の今後についてはこのように語った。
「スタッフにも伝えていることですが、この場所でやらせてもらえることには感謝しかありません。クラブもしんどい状況で、コロナ禍もあったわけですが、B1にいるという現状をスタートとして感謝を伝える、恩を返していくところにいると思っています。もっと僕らが成長して、もっと楽しんでいただける環境を作っていきたいと思います」
(荒 大 / Masaru Ara)