那須川天心、試合体重が“中途半端”な理由「まだわかんないか」 3戦目54.89kgは存在しない階級
ボクシング興行「Prime Video presents Live Boxing」の第6弾と第7弾が14日、都内の会見で発表された。ボクシング転向3戦目となる那須川天心(帝拳)は1月23日(エディオンアリーナ大阪)の第6弾に入り、121ポンド(約54.89キロ)契約8回戦でバンタム級の世界ランカー、ルイス・ロブレス(メキシコ)と対戦する。会見後の取材では、自身の将来的な主戦階級についての質問も飛んだ。両興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
那須川天心「1.23」にボクシング3戦目
ボクシング興行「Prime Video presents Live Boxing」の第6弾と第7弾が14日、都内の会見で発表された。ボクシング転向3戦目となる那須川天心(帝拳)は1月23日(エディオンアリーナ大阪)の第6弾に入り、121ポンド(約54.89キロ)契約8回戦でバンタム級の世界ランカー、ルイス・ロブレス(メキシコ)と対戦する。会見後の取材では、自身の将来的な主戦階級についての質問も飛んだ。両興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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会見出席者全員への共通質問だった。次戦の先に見据える今後の夢、目標とは。那須川の回答はこうだ。
「今回の体重を見てもらったらわかるけど、(スーパーバンタム級から)1ポンド落としている。だいぶボクシングの体になってきています。日々節制して、ボクシングのためなら何でもやるというのがテーマ。その中で今回体重を落としてやるのは、一個の意思表示」
4月のデビュー戦はスーパーバンタム級(55.3キロ=122ポンド)6回戦。2戦目は対戦相手の直前変更の影響もあり、最終的には123ポンド(55.79キロ以下)契約8回戦に設定された。キック時代、減量期ではない期間の体重は63~65キロだったが、ボクシングデビュー戦前は61キロほど。昨年秋の本格転向から1年以上が経ち、脚が細くなり、上半身が逆三角形になるボクサー体型にさらに近づいた。
「時間をかけて着実に成長していると思うし、それは仲間、チームの皆さんと一緒につくり上げていくものだと思う」
今回の121ポンド(約54.89キロ)は本来なら存在しない階級。タイトル戦はなく“中途半端”な体重だが、両者が契約合意すれば試合はできる。那須川の将来的な主戦階級は53.5キロのバンタム級か、スーパーバンタム級か。ファンにとっては、階級を決めれば他の選手との対戦イメージが湧き、楽しみの一つにもなる。
しかし、決められないのが実情だろう。ボクシングとキックではそれだけ体型が変わる。人によっては、思ったほど変わらないこともあるはずだ。全てはやってみないとわからないし、外野が想像するほど簡単なことではない。