[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

三原舞依は念じた「耐えろよって」 そっと触れた右足首、帰ってきたリンクで表現した不変の感謝

ハートマークのポーズをとる三原【写真:矢口亨】
ハートマークのポーズをとる三原【写真:矢口亨】

「三原舞依はこんなもんじゃない」叱咤激励でカムバック

 前日の会見では「どれだけ痛かろうと、最後まで諦めず絶対頑張る」と悲壮な決意を口にしていた。中国杯欠場で芽生えたのはカムバックへの強い思い。くじけそうな時は中野園子コーチらから「こんなところで終わったらあかん! 舞依はできます」「三原舞依はこんなもんじゃない」と叱咤激励されながらたどり着いた。

【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら

 24歳。女子フィギュア界では年長の領域になった。「周りの選手が10代。年齢的にも年数的にも、たくさん重ねているほうになるのかな」。変わらないのは感謝の心。午前中に行われた公式練習終了後、リンクを去る際に整氷スタッフに声をかけ、笑顔で頭を下げた。

「待っていてくださったファンの方々、採点してくださるジャッジさん、たくさんの方々で私はスケートができている。ここに帰ってくるまでも、先生方や家族、友達、病院の先生までたくさんの方々にお世話になって、こうして三原舞依がなっている。感謝の気持ちを全身で表現したいと」

 怪我をして、何気ないことにも幸せを感じられるようになった。今季初戦のSPは4位。メダル圏内まで0.11点差だ。「試合に出られたという喜びが今は一番大きい。しっかりフリーに向けて切り替えていきたい」と語る表情にも、どこか順位以上の充実感があった。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集