[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

三原舞依は念じた「耐えろよって」 そっと触れた右足首、帰ってきたリンクで表現した不変の感謝

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯が24日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)で昨季のGPファイナル女王・三原舞依(シスメックス)が62.82点をマークし、4位発進となった。右足首に不安を抱えながらの今季初戦。観客のスタンディングオベーションを浴び「本当に温かい場所に帰って来ることができた。感謝の気持ちを全身で表現したいと思って滑ろうと思った」と思いを明かした。(文=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)

女子SP演技直前、氷上で右足首をトントンと軽く叩く三原舞依【写真:矢口亨】
女子SP演技直前、氷上で右足首をトントンと軽く叩く三原舞依【写真:矢口亨】

GPシリーズ第6戦・NHK杯、三原は今季初戦で4位発進

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯が24日、大阪・東和薬品ラクタブドームで開幕。女子ショートプログラム(SP)で昨季のGPファイナル女王・三原舞依(シスメックス)が62.82点をマークし、4位発進となった。右足首に不安を抱えながらの今季初戦。観客のスタンディングオベーションを浴び「本当に温かい場所に帰って来ることができた。感謝の気持ちを全身で表現したいと思って滑ろうと思った」と思いを明かした。(文=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)

【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら

 ◇ ◇ ◇

 三原にとって、この十数年で初という11月下旬のシーズン初戦。客席で多くの日の丸が揺れていた演技直前、氷上で右足首をトントンと軽く叩いて念じた。

「『耐えろよ』って」

 痛めていた右足首の状態が悪化し、GP第4戦の中国杯は欠場。今も痛み止めを飲むなど万全ではない。それでも演技の節々に意志の強さを見せた。

 冒頭のダブルアクセルに成功。2本目は3回転フリップ単発を予定していたが、咄嗟に2回転トウループとの連続ジャンプに切り替えた。「フリップに入るまでの助走のところでつけようと思って」。最後の3回転フリップは踏み切りで抜けるイメージがよぎったが「あかん!」と一瞬で締めて着氷。さすがの対応力を見せた。

 演技後は小さくガッツポーズを作り、大きな拍手を浴びた。

「まだまだこうしたい、ああしたいというのがあって、ベストの演技かは分からない。でも、中国杯に出場することが叶わず、NHK杯にこうして帰ってくることができた。今シーズンの初戦としてはポジティブに、良かったんじゃないかなと捉えたいと思っている」

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集