日本の「ココカレーが一番好き」 豪州の1番打者は親日家、打倒・侍Jへ「本塁打2~3本打てたら」
アジアプロ野球チャンピオンシップが16日、東京ドームで開幕した。若き侍ジャパンが18日に対戦するオーストラリア代表は、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場者を8人擁する。そのうちの1人、リアム・スペンス内野手は「日本を倒したい。ホームラン2、3本打てたらいいね」と不敵な笑みを浮かべた。
カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ 2023
アジアプロ野球チャンピオンシップが16日、東京ドームで開幕した。若き侍ジャパンが18日に対戦するオーストラリア代表は、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場者を8人擁する。そのうちの1人、リアム・スペンス内野手は「日本を倒したい。ホームラン2、3本打てたらいいね」と不敵な笑みを浮かべた。
【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら
8か月前の記憶は鮮明に残っていた。「日本との試合は忘れられないよ。守備の間、ずっと応援歌が続いていた。間違いなく特別な思い出だね」。25歳のスペンスは3月のWBC1次ラウンド・プールBの日本戦に途中出場。大勢(巨人)、高橋宏斗(中日)と対戦し、2打数無安打だった。
日本に1-7で完敗した試合を振り返り、「彼らは素晴らしかった。やるべきことをしっかりこなし、全員が才能溢れた選手だった。だからこそ彼らは世界で最高のチームなんだ」と称賛する。
今回は24歳以下の若手中心の大会だが、WBCの「信じられないぐらい素晴らしい経験」を生かしてリベンジを誓う。「日本を倒したい。(個人的には)ホームラン2、3本打てたらいいね」。冗談交じりではあったがニヤリ。1本ではなく「2、3本」と口にするところに自信が垣間見えた。
今大会はここまで2試合とも「1番・遊撃」で先発出場。7打数3安打の打率.429に、2四球1盗塁と好成績を残している。米名門テネシー大を経て、2021年のMLBドラフト5巡目でカブス入り。3年目の今季は傘下1A+でプレーした。
これで来日は3度目だが、すっかり日本の虜になっている。滞在について尋ねると、「日本が大好き。お気に入りの場所は東京だね。東京の全てが好きなんだ。食べ物も人も素晴らしいよ。ココカレー(カレーハウスCoCo壱番屋)が一番好き。チキンカレーだね」と相好を崩した。チームの切り込み隊長として、日本戦でもスパイスのごとく刺激をもたらす。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)