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水分補給の新しいカタチ 「ポカリスエット ゼリー」がスポーツ界の起爆剤に

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なぜ運動前の水分補給は定着しない? そこには“負のイメージ”が…

 スポーツの指導者や選手には、運動前や運動中の水分補給が重要であることは広く知られているのだが、運動前の水分補給の必要性を認識している人は85%(※1)。運動前に水分補給を行っているかという調査では、32%しか行動に移していないという事実がある(※2)。なぜか――。そこには「お腹が痛くなりそう」、「お腹がタポタポする」といった、運動前の水分補給に対する“負のイメージ”があることが調査で明らかになっている。

 そんな現状を打破すべく、今回、新たな商品が世に送り出されることになった。前述のポカリスエットをゼリー状にした「ポカリスエット ゼリー」だ。

 この商品は「食べる水分補給」をコンセプトに登場した。ゼリー状であることから、運動前にも摂りやすく、お腹に水分が溜まった感覚が抑えられる効果がある。また、ヒトの体液組成を研究してつくられたポカリスエットに近いイオンバランスで作られているため、水やお茶よりも早く長く体を潤し、コンディションの維持をサポートしてくれる。

 ポカリスエットが、汗をかいて失われた水分とイオンをスムーズに補給できる飲料であることは、さまざまな研究で実証されている。脱水時に、脱水したのと同じ量の水とポカリスエットを飲んだ試験では、水を飲んだだけでは血漿(血液の液体成分で、本当に身体の中に水分が入ったかをみる指標)量は十分に回復しなかったが、ポカリスエットを飲んだ時には水よりも速やかに回復していた(※3)。また、高温下での運動後にポカリスエットと水、お茶を飲んだ試験では、ポカリスエットの飲用が血液粘度上昇の改善や水分の体内保持に有用であることも示されている(※4)。

 既存のゼリー飲料市場は堅調に推移し、スポーツ時における「エネルギー・栄養補給」と、日常生活における「食事代替」や「小腹満たし」が主な飲用目的となっている。そんな中、「水分補給の新しいカタチ」として新たに発売される「ポカリスエット ゼリー」。ポカリスエット特有の機能特性を備えたゼリーは、水分補給の救世主となるかもしれない。

※一部地域を除く、全国のコンビニエンスストアで発売

※1 大坂教育大学紀要 第Ⅳ部門 第61番 第1号 253-262頁 (2012年9月)
熱中症予防に関する研究[Ⅱ]アンケート調査2-2)
熱中症予防に関する知識 対象: 部活動に参加の中高学生 n=1257

※2 インテージ 「ほぼ毎日運動する高校生のスポーツ飲料飲用実態社内調査2013年」
対象: スポーツ中・スポーツ後にスポーツドリンクを飲む人 n=2015

※3 久留米医学会雑誌 1986;49:333-339
対象:健康な成人9名
体重の4%脱水させた後、脱水量に相当する量の飲料を15分ごとに13回に分けて実施

※4 Chinese Med J 2010;123:3220-3225

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

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