杉谷拳士氏「スポーツに国境はない」 池江璃花子と中国選手の抱擁…アジア大会取材録
元日本ハム内野手の杉谷拳士氏は、中国・杭州で行われたアジア大会で「TBSアジア大会応援団」として奔走した。このほど、9月23日から10月8日までアジアの国・地域から延べ1万2000人以上が参加した大会を総括。昨年11月に現役引退するまで「野球しかやってこなかった」という元気印には、刺激たっぷりの18日間になったようだ。

元日本ハム・杉谷氏は中国・杭州で行われたアジア大会で応援団として奔走
元日本ハム内野手の杉谷拳士氏は、中国・杭州で行われたアジア大会で「TBSアジア大会応援団」として奔走した。このほど、9月23日から10月8日までアジアの国・地域から延べ1万2000人以上が参加した大会を総括。昨年11月に現役引退するまで「野球しかやってこなかった」という元気印には、刺激たっぷりの18日間になったようだ。
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アジア大会は、五輪より多い40競技、481種目が行われました。今大会をきっかけに、五輪や世界へ羽ばたく選手がたくさんいます。印象に残った選手は、柔道男子73キロ級の橋本壮市選手です。内定しているパリ五輪は、ご本人にとって初の五輪切符になります。
「パリ五輪では金メダルしか目指していません。最初で最後のチャンス。自分にとっては初めて1番になるチャンスなんです」。挑戦し続け切符を勝ち取った橋本選手の執念や、柔道にかける思いを聞いて、一気に彼の魅力に引き付けられました。
会場は完全アウェー。私が「頑張れ」と声を張っても選手には到底届かないほど、現地の声援で溢れていました。一人で戦っている橋本選手を見て、アスリートは孤独との戦いなんだなと。試合後、それまでに柔道にかける思いを聞いていたので、思わず感情移入してしまって、号泣してしまいました。自分のこと以外で、選手の背中でこれだけ熱くなるとは。スポーツの力を感じる瞬間でした。
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