高校3年間の部活を「楽しかった」と振り返れるか 知日家ドイツ人が伝えたい勝利より大切なこと
「サッカーの楽しさを知ってもらう」のも大切な結果
「環境が素晴らしいし、通信制なのでトレーニングをするタイミングも自由に選べる。それに少人数でチームを作り、そのチームごとにトレーニングを積んでいる。20人程度の選手たちが120分間フルピッチを使用している。これなら良い選手を見逃すこともありません。私はドイツのアカデミーのように、こういう体制なら良い仕事をする自信がある。でも100人を超えるような選手たちが在籍するチームでは、全員と向き合い才能を見つけていくのは、そう簡単ではないとは思います」
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かつてエンゲルスは語っていた。
「トレーニングをして試合に勝つのも結果だけど、サッカーの楽しさを知ってもらうというのも大切な結果だと思うよ」
エンゲルスが相生学院というチームに、直截どんな結果をもたらすかは分からない。しかし選手たちにサッカーの楽しさを伝えていくことだけは確信できそうである。そしてそれがまた普及と発展を促していくことも、ほぼ間違いなさそうな気がする。(文中敬称略)
(加部 究 / Kiwamu Kabe)
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