【パンパシ水泳】大橋悠依「絶対、辞めてやる」 公務員になっていたはずの“1年目の夏”に掴んだ金
「絶対、辞めてやる」「あと2年で絶対、終わり」、公務員になろうと思っていた
「もう大学で水泳は終わりと思っていました。入学した時もこんな風になると思っていなかったし、大学4年のインカレで終わるんだろうなと。2年夏までの(選手として)死んでいる期間は『絶対、辞めてやる』と思っていた。『あと2年で絶対、終わり』と。就活やって、公務員になろうかなと」
【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら
一人の大学生選手として4年間の部活を全うし、未来予想図では公務員として働いているはずだった社会人1年目の夏。しかし、競泳選手・大橋悠依として、こうして輝きを放っている。池江璃花子(ルネサンス亀戸)のようにジュニア時代から天才と騒がれ、結果を出し続ける選手もいれば、大橋のように苦労して大学上級生になって、ようやく花開く選手もいるから面白い。
だから、その先にある大舞台に夢を見られる。2020年の東京五輪だ。今はもう選手生活を完全燃焼することしか考えていない。
「東京五輪で辞めると決めて、それを区切りにして頑張ることはしたくない。まずは東京五輪で活躍することを目標にやっているし、2021年は福岡の世界水泳なので、そこを目指すのもおもしろい。引退するとしても水泳は好き。人の泳ぎを見るのも好き。どういう立場かわからないけど、水泳とは関わっていきたい。引退しても泳ぎ続けると思います」
「絶対、辞めてやる」から変わった大橋の水泳人生。また一つ、輝かしい思い出がこの日、加わった。
(THE ANSWER編集部)