W杯後に理解した本田圭佑らの言葉の意味 30歳で初出場、乾貴士が衝撃2ゴールで得たものとは
本田圭佑や岡崎慎司がW杯前に語っていたこと
日本はベスト16でベルギーに敗れたが、国を背負って戦うことの意味やW杯の1試合が持つ重みを、身をもって体験することができた。
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その時、乾は初めて本田圭佑や岡崎慎司(現シント=トロイデン)が語っていた言葉の意味を理解できた。
「ワールドカップを経験する前、飛行機の中で圭佑くんと岡ちゃんと話をしていたんです。その時、2人から『ワールドカップの試合は1年間、リーグ戦を戦うよりも凄く経験値が上がる。そこでいろんなものを得られる』と言われていたんです。その時はピンとこなくて、どういうことなのか分からなかったのですが、ロシアが終わった後、“そういうことなんや”って思いましたね」
ロシアW杯後のシーズンにベティス、アラベスと渡り歩いた乾は、2019年夏に1年ぶりにエイバルへ復帰。31歳で3年契約を勝ち取った。
30歳を超えても魅力的なオファーを得て、古巣に戻ることができたのは、もともとあった乾への信頼とともにW杯での活躍がクラブを動かしたからに他ならない。これも本田や岡崎が言っていた、W杯で得られる“いろいろなもの”の1つだと乾は感じている。
(佐藤 俊 / Shun Sato)