錦織、世界ランク7位にダウン「トップ5陥落」で失う意外な“恩恵”とは
男子テニスシングルスの錦織圭(日清食品)は3日発表の世界ランキングで4位から順位を落とし、7位となった。実に8か月ぶりのトップ5陥落は、どんなデメリットが待ち受けているのだろうか。専門家はランクダウンに伴う、意外な制約の存在を明かした。
3日発表ランキングで7位に…8か月ぶりにトップ5陥落で強力選手と潰し合い?
男子テニスシングルスの錦織圭(日清食品)は3日発表の世界ランキングで4位から順位を落とし、7位となった。実に8か月ぶりのトップ5陥落は、どんなデメリットが待ち受けているのだろうか。専門家はランクダウンに伴う、意外な制約の存在を明かした。
「ランキングが30~40位まで下がると、トーナメントで一回戦多く戦う義務が生じます。それは大きなデメリットになりますが、4位から7位というのであれば、大きな変化はないと思います。強いて、デメリットと言えば、グランドスラムでBIG4や、第4シードまでの実力者と早い段階で当たることになります。
第4シードに入っていれば、準決勝まで対戦する可能性は低くなりますが、第7シードということになると、順調に行けば、準々決勝で対戦することになります。もしも、このまま順位が下がるということになると、8位以内にいなければ、年末のATPワールドツアー・ファイナルに選ばれません」
プロテニスプレイヤーの綿貫敬介はこう語った。
錦織は6位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)とともに順位を下げた。ポイントを稼ぎ、順位を戻すことができなければ、5月の全仏オープン、7月のウィンブルドンでは1位アンディ・マリー(イギリス)、2位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、3位スタン・ワウリンカ(スイス)、4位に浮上した完全復活の天才、ロジャー・フェデラー(スイス)と準々決勝で潰し合う可能性が出てくる。