【パンパシ水泳】日本最速のイケメンスイマーが挑む世界の頂 中村克「強すぎる…でもそれに挑んで」
8月9日に開幕するパンパシ水泳(4日間・東京、テレビ朝日系列で中継)の注目選手22人を毎日紹介する「THE ANSWER」の「パンパシ水泳カウントダウン連載」。開幕まであと8日。第14回は男子自由形短距離の中村克(イトマン東進)だ。50m&100mで日本記録を持つ最速スプリンターは、ボクササイズなど新たなトレーニングで体を鍛えなおした。リオ五輪も経験した24歳が再び世界の頂点に迫る。
「あと8日!パンパシ水泳カウントダウン連載」―最速スプリンターがボクシングトレで進化
8月9日に開幕するパンパシ水泳(4日間・東京、テレビ朝日系列で中継)の注目選手22人を毎日紹介する「THE ANSWER」の「パンパシ水泳カウントダウン連載」。開幕まであと8日。第14回は男子自由形短距離の中村克(イトマン東進)だ。50m&100mで日本記録を持つ最速スプリンターは、ボクササイズなど新たなトレーニングで体を鍛えなおした。リオ五輪も経験した24歳が再び世界の頂点に迫る。
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鋼のように鍛え上げた肉体が、美しい輝きを放つ。4年前のパンパシ水泳は個人種目で6位。メドレーリレーでは米国に次ぐ銀メダル。パワーアップした中村が、前回以上の結果を目指し、目下絶好調だ。日本選手権では50m、100mと2種目で3連覇という快挙を達成した。
「昨年、一昨年とすごい悔しい思いをした。このまま終わるのは嫌だと思って、すぐにトレーニング開始しました。トレーニング方法も改め、新しいことにも挑戦したり、その挑戦がいい方向にマッチして、かみ合ってきて記録が出続けているんだと思います」
オフシーズンでも体をいじめた。早朝6時半に起床し、家で腕立てや腹筋などのトレーニングなどを終えた後に、近くをランニング。公園で懸垂をし、ジャングルジムにも登った。五輪、世界水泳と不甲斐ない結果に終わってしまった自分を変えたい――。その一心だったという。
「イメージと全然違う結果になってしまった。オリンピックで自分の同い年の選手がメダルを取ったり、後輩が活躍している中で、自分は何しているんだろうと。気づくのが遅かったですね。もう少し早く気付けばよかったんですけど……。今年は東京五輪も近いですし、変わっていきたいと思ってます」
新たなに取り入れたのは主に陸上でのトレーニングだ。ラダートレーニングや、ボクササイズで自らの体の動きともう一度向き合った。特にボクササイズと水泳には多くの共通点があった。
「素早く力強いパンチは力むのではなくて、力を抜く。そのトレーニングをやると、泳ぎでも、無駄なエネルギーを使わないで、必要なところだけ力を発揮してということができる。エネルギーの消耗が少なくなりました。体幹の連動がカギになってるので、体幹が連動してないと、思いパンチを打てないし、姿勢も悪い。その動きを陸でしっかりできないと、水の中でもできないと思っています」