[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

坂本花織、尊き世界選手権2連覇 翻った日の丸に反射し、照らされた女王の微笑

フィギュアスケートの世界選手権は、さいたまスーパーアリーナで熱戦を展開している。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載。今回は24日に行われた女子フリーの坂本花織(シスメックス)。フリー145.37点、合計224.61点で日本勢初となる連覇の快挙を飾った。

表彰式で国旗を背負う坂本花織、日の丸の白に反射して安堵の微笑みが照らされた(カメラ=SONY α1、レンズ=FE400mm F2.8GM)【写真:矢口亨】
表彰式で国旗を背負う坂本花織、日の丸の白に反射して安堵の微笑みが照らされた(カメラ=SONY α1、レンズ=FE400mm F2.8GM)【写真:矢口亨】

フォトグラファー・矢口亨のフィギュア世界選手権フォトコラム

 フィギュアスケートの世界選手権は、さいたまスーパーアリーナで熱戦を展開している。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載。今回は24日に行われた女子フリーの坂本花織(シスメックス)。フリー145.37点、合計224.61点で日本勢初となる連覇の快挙を飾った。

【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら

 ◇ ◇ ◇

 表彰式で国旗を背負う女王の背中が撮りたかった。

 400mmのレンズを構えて、その時を待った。翻った日の丸の白にスポットライトが反射して、坂本の顔を明るく照らす。背中よりも表情に視線が奪われた。柔らかい、安堵の微笑みだった。

 昨年2月の北京五輪で銅メダルを獲得し、翌月の世界選手権(フランス・モンペリエ)で優勝。今季はその重圧との戦いに苦しんだ。

 世界中のスケーターが憧れる存在となったが、心は繊細で優しい。高い壁を乗り越えて掴んだ日本勢初の連覇。表彰式での安堵の表情が、その偉業をさらに尊いものに感じさせてくれた。

■矢口 亨 / Toru Yaguchi

 フォトグラファー。山形県上山市生まれ。上智大を経て02年に報知新聞社入社。12年ロンドン五輪、21年東京五輪、22年北京五輪などを取材。フィギュアスケートの撮影は19年の世界選手権(埼玉)から。今年2月に退社し、フリーに転身。著書に写真集「羽生結弦2019-2020」「羽生結弦2021-2022」など。

(矢口 亨 / Toru Yaguchi)

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集