【パンパシ水泳】青木玲緒樹「笑って泣かせられるように」 平井コーチの“秘蔵っ子”が誓う野望とは
「平井先生じゃなければ続けていない」
平井コーチの涙の理由も見えてくる。二人三脚で歩んできた青木の成長した姿に思わず感極まったのだ。青木は「私はもう本当に平井先生じゃなければ続けていないぐらいの感じですね」というほど、絶大な信頼を置いている。
【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら
「本当に平泳ぎって難しい種目なので、練習の時も平泳ぎだけ別メニューを作ってくださったり、そういう配慮もしてくれて、よく細かく見てもらっています」
これまではネガティブな性格だったという青木だが、最近は「負けたくない」と強気な言葉を口にするようになった。平井コーチも驚く変化だという。
「『お前からそんな言葉聞くなんて』と言われて、『言ってなかったですっけ』という感じだった。でも、日本選手権の前の試合でも、小さな試合でも絶対に勝つことを心がけてきた。どんな状況でも勝つということを意識してきたので、それが選手権に繋がってきたのかなと思います」
ネガティブだった姿はどこへやら。パンパシ水泳での目標もはっきりと力強く口にした。
「もちろん勝負も大事なんですけど、まずは日本選手権みたいな泳ぎができるように心掛けたい。目標は決勝には絶対残って、メダル獲得を目指して頑張りたいと思います。100mは、この前は日本新まで0.02秒だったので、日本新を出すこと。200mは日本の選手の中でも激戦になると思うので、そこをしっかり勝ち抜くためには2分20秒台を出さないと勝てないと思う」
2016年のリオ五輪では金藤理絵が金メダルを獲得し、日本の“お家芸”ともいわれる200メートル平泳ぎ。ライバルも強力だが、青木の目はしっかりと表彰台を見据えている。そしてもう一つ野望がある。平井コーチを喜ばせ、そして泣かせることだ。
「笑って泣かせられるように、どちらも頑張ります(笑)」
(明日22日の第4回は塩浦慎理が登場)
◇パンパシ水泳、テレビ朝日系列で連日中継 パンパシ水泳は8月9日に開幕し、テレビ朝日系列では最終日まで4夜連続ゴールデンタイムで放送(9、10日は一部地域除く)。
(THE ANSWER編集部)