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健康状態を5つのスコアで“見える化” DNPの新サービス『FitStats』が見逃せない理由

近年、ヘルスケアへの興味・関心を持つ人が増えている。世の中が大きく様変わりしている時だからこそ、常に自分自身に集中して、カラダとココロのバランスを保ちたいもの。そうしたなか、ヘルスケア・フィットネス業界で見逃せないサービスがある。それが、大日本印刷株式会社(以下、DNP)が運営するヘルスケア分野の情報銀行サービス、『FitStats』だ。

生活者の健康状態の“見える化”にこだわったDNPの新たなサービス

 近年、ヘルスケアへの興味・関心を持つ人が増えている。世の中が大きく様変わりしている時だからこそ、常に自分自身に集中して、カラダとココロのバランスを保ちたいもの。そうしたなか、ヘルスケア・フィットネス業界で見逃せないサービスがある。それが、大日本印刷株式会社(以下、DNP)が運営するヘルスケア分野の情報銀行サービス、『FitStats』だ。

『FitStats』は、累計1,100万以上ダウンロードされたヘルスケア・フィットネスアプリ『FiNC』内から誰でも無料で利用できる。利用者自身の属性やFiNCアプリに記録した食事・運動・歩数・睡眠などの日々のライフログデータ、そして生活習慣に関するデータを『FitStats』に連携・登録することで、健康増進につながるさまざまなサービスが受けられ、自身の生活習慣を見直すきっかけになるというものだ。

 自身の健康状態を“見える化”することにより、利用者にとってはどんなメリットがあるのか。また一見すると印刷業界との接点がないように見えるサービスを、DNPはなぜ立ち上げたのか。『FitStats』の担当者に、開発の経緯や利用方法について話を聞いた。

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「『FitStats』は、『データ活用によって人々の健康で幸福な生活の実現に貢献する』をコンセプトとして誕生したヘルスケアサービスです」

 そう語るのは、DNPのデータ流通事業開発ユニットで『FitStats』を担当する木下佳菜子さん。利用者にとって、このサービスを使用する大きなメリットは、自身のカラダとココロの健康状態を“見える化”できることだ。

 具体的には、自身の健康状態が『FitStats』内でスコアとして表示されるのだが、このスコアは「食事・運動・睡眠・カラダ・メンタルの各スコア、そしてそれらを合わせた総合スコアとランクで表示されます」とのこと。この“見える化”によって、「健康維持や健康増進に重要な5 カテゴリーの中で、特に自分自身がケアすべきカテゴリーやトータルでの今の健康度がひと目で分かりますし、スコアの変動によって、毎日の変化を感じられるのが特徴」だという。

 また、アプリ内で定期的に配信される“健康プログラム”に参加してそれぞれのアクションを実行することで、健康習慣が自然と身につくようになっている。さらに個人の属性やスコアなどをもとに、健康維持や健康増進に関するコラムや、企業からの商品・サービスの案内など、パーソナライズされた“オファー”が配信されるので、わざわざ自ら情報を取りに行く必要がない。

 そうやって健康スコアのランクアップや維持、“オファー”の閲覧などアプリ内活動を通して貯まっていくのが『FitStatsポイント』だ。貯まったポイントは3つの交換先で利用可能。「一つ目が、FiNC社が運営するウェルネス関連商品のEC サイト『FiNC MALL』で使えるクーポンです。そして二つ目が、DNPが運営するハイブリッド型総合書店『honto』で使えるクーポン、そして三つ目が、同じくDNP が運営するポイントサイト『エルネ』のポイントとして利用可能です」という。

情報銀行を活用して興味・関心に合った企業から“オファー”を受け取る

 なぜ、こんなサービスをDNPは始めたのだろうか。そこには近年、急速に進むモノのデジタル化が関係しているという。

「スマートフォンなどの情報端末や“モノのインターネット”と言われる“IoT”環境が普及してきており、我々生活者の属性情報や行動・購買履歴、健康データなどの大量のパーソナルデータの蓄積が進むと共に、大手グローバルITプラットフォーマーにおける取得データの独占も課題になっています。そんななか、生活者自身が自分のデータを預託して便益を得る『情報銀行』の利用意向が高まっており、特に健康に関わる分野のニーズが高くなっています*1。こうしたニーズに対してDNPは、ヘルスケア領域の情報銀行サービス『FitStats』を開発しました」

“情報銀行”とは、個人情報を一元的に登録し、配信先や活用先をユーザー自らがコントロールする仕組みのこと。個人情報を預かり、マネタイズして便益をフィードバックするが、個人情報の配信・活用先については「個人情報の観点からユーザーの同意を得る必要があります」という。

「例えば、A事業者には提供したくないけど、C事業者には提供しても良い、という選択肢をユーザーに提供する必要があります。情報銀行では、これを利用規約による長い文章ではなく、アプリの選択画面のような分かりやすい形で提供しています」

“情報銀行”を利用することで、自分で情報提供の可否を決められるとなると、余計な手間が省ける上に、自身の健康管理もしやすく利便性がありそうだ。さっそく『FitStats』のサービスを使ってみよう。登録は以下の3ステップだ。

1.FiNCアプリをダウンロードし、会員登録。(ダウンロードはこちらから)
2.FiNCアプリ内からFitStatsにアクセスし、会員登録。
3.FiNCアプリでライフログ情報を入力し、FitStatsでセルフチェックを実施する。

『FitStats』を利用するには、FiNCアプリのダウンロードが必要になることがポイントだ。FiNCで記録した食事や運動、体重の記録は『FitStats』にも連携されるので、改めてデータを入力する手間が省ける。より精度の高い健康スコアを算出するためには多くのデータを登録する必要があり、その上で日々、スコアをチェックすることで健康状態を知ることができる。次に登録したデータを公開する企業を選択するのだが、企業から有益な情報が届く仕組みになっているので、まずは自分の興味・関心に合った企業を選ぶことが重要だ。さらに健康スコアは達成したアクションに応じて変動するため、健康維持・増進のためには定期的に配信される“健康プログラム”に参加することがおススメだという。

 スタートしてまだ1年弱の新しいヘルスケアサービス『FitStats』だが、「健康維持・増進のために自分が何をすればよいのか、どこが足りていないのかを具体的に示すことで、ユーザーの日々の生活になくてはならない存在を目指したい。自分では気づけなかった新たな発見や出会いを提供し、生活を豊かにしてくことができればうれしい」と木下さんはユーザーに寄り添ったサービスでありたいと語った。

 さあアナタも、まずは己の今を知ることから始めよう。そして『FitStats』が生活の一部になった時、アナタの健康も増進し、生活が豊かになっているかもしれない。

*1 総務省 令和2年版 情報通信白書:


(THE ANSWER編集部)