希代の名ドリブラーから驚異の長寿選手に… カズが描いた“生き残る術”
25歳でアジア最優秀選手を始め、個人でもチームでもタイトルを独占していた三浦知良(カズ)は、選手生活の長寿をまったく想像していなかった。
25歳のカズは想像していなかった―
「経験てなんだと言えば、相手の嫌がることを考えながらやるということ」―三浦知良
25歳でアジア最優秀選手を始め、個人でもチームでもタイトルを独占していた三浦知良(カズ)は、選手生活の長寿をまったく想像していなかった。
「ボクみたいなプレイヤーはキレがなくなったら終わりだから……」
思い直して繰り出すジョークが印象的だった。
「でも今がピークだなんて思わない。もっと良くなることを信じてやっているから。一応2002年ワールドカップまでは頭にありますよ。オレがリベロで、カリオカ(ラモス瑠偉)はストッパーかな(笑)。ワールドカップは目標だけど、出たらまた次の目標が出来るだろうし、ずっと目標は上にあって到達することなくサッカーも終わるんじゃないかな。人生と同じですよ」
当時2002年は10年後の未来で、日本代表はアジアカップを制したが、ワールドカップは経験していない。
そしてそれから13年後にカズは語った。