[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「知名度は伊藤、早田だけど…」 日本2連勝で光る最強カットマン・佐藤瞳の職人技【世界卓球】

ネットで「初めて見た。無敵感ある」の声、佐藤「見てもらえて嬉しいです」

 この日は地上波中継された大舞台だけあって、試合中からネット上のファンが注目した。「この戦闘スタイル好きすぎる」「初めて見たけど、すごい。無敵感ある」「カットが美しすぎて」「守りからの攻めが凄かった」と卓球を知る人も知らない人も楽しんだようだ。

【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら

 試合後、佐藤は注目度アップに喜びを口にする。

「知名度で言ったらやっぱり伊藤選手、早田選手はみんなに知られている。けど、ちょっと卓球から離れた人に自分の存在は知られていないし、カットマンの認知度も卓球を知らない人にはなかったりしますよね。その人たちに自分のプレーを見てもらえて嬉しいです」

 左右に広く振られても、懸命に動きながら拾っていく。ロブを上げ、一気に逆襲する瞬間も魅力的。忍耐力には自信がある。豪快なスマッシュを打つ選手もいいが、佐藤のように相手を徐々に苦しめていくのも一つのエンターテインメントだ。

「一度下がってロビングを上げて、そこから盛り返して打つのは自分のパターンの一つ。卓球を知らない人が見たら一番わかりやすく『おー、スゲェ!』って思ってくれるプレーだと思います。そういうコートを広く使って動き回ってるところを見てほしいなと思いますね」

 世界卓球は19年個人戦に出場。橋本帆乃香とのダブルスで銅メダルを獲得した。今年3月の代表選考会で4強入りし、出場権を掴みとった。目標はもちろん5連覇を狙う中国を倒し、51年ぶりの世界一を掴みとること。「みんな強いので頼りがいのあるメンバー。自信はあります」。個性豊かなチームの中で、最強カットマンの職人技が光る。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集