19歳を変えた強豪ドイツの武者修行 卓球界新星・横谷晟が日本代表に与える「ガッツ」【世界卓球】
プレーも応援もアグレッシブ「ガッツでやり抜いていく」
持ち味はアグレッシブなプレースタイル。世界ランク1位に君臨する樊振東(ファンジェンドン)ら中国選手を目標に腕を磨いてきた。「樊振東選手に似てる」と言われることもあり「あれぐらいもっと安定感がついて、かつダイナミックな部分も残していけたら」と、さらなる成長曲線を描いている。
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昔から五輪を夢に見てきたが、選考会3位で具体性を増した。この大会では父親がベンチ入り。「ちょっとは親孝行できたかなって勝手に思ってます」。周りからも期待の声を掛けられることが増え、「それが嬉しいんですよ」と今のモチベーションだ。
ナショナルチーム入りし、国際大会の出場も増加。日本人と異なるスタイルの選手と対峙し、「前と違うような経験ができてます。今、めっちゃ楽しいです」と目を輝かせる。長く卓球界を引っ張ってきた水谷隼さんが引退し、新時代へ転換する最初の世界大会。5月に20歳になった横谷は、2大会ぶりのメダルを「獲ってきます」と宣言した。
「持ち味であるダイナミック、アグレッシブなところを貫き通して向かっていきたい。自分たちが引っ張って日本をメダルへ導いていけるように、自分の役割を全うして勝っていきたい。自分の役割はガッツ。もちろん試合の時もガッツで、応援の時もガッツでやり抜いていこうかなって思ってます」
強気で熱い男が、日本に闘志を与える。
(第6回は木原美悠が登場)
◆世界卓球 9月30日からグループリーグが行われ、上位16の国と地域が10月5日からの決勝トーナメントに進出。テレビ東京系&BSテレ東で連日放送。中継キャッチフレーズは「新時代の、目撃者になる。」
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)