「張本智和に次ぐ選手は誰だ」 21歳の全日本王者・戸上隼輔が目指す新時代のエース【世界卓球】
団体戦は「怖い。けど、後ろを見れば仲間がいる」
今大会は、対戦国とシングルス5試合(3勝先取で白星)で勝敗を争い、各対戦3人が出場。うち2人は2試合ずつ行う。日本は東京五輪男子団体銅メダルメンバーの丹羽孝希がインフルエンザで欠場。全日本王者として真価が問われる戸上は、軸として仕事を果たさなければならない。
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強気な姿勢が印象的な一方で、団体戦については「やっぱり怖いですね。楽しみな分、怖いところはある」と不安を隠さない。「だけど、後ろを見れば仲間がいる。すぐに流れが変わる下克上が多いイメージが強いです」。1月の全日本選手権で初優勝。9月4日の第2回パリ五輪代表選考会の決勝では、張本を4-1で倒した。勝負所での起用を歓迎している。
「今回は、自分が勝てばチームも勝てると思っているので、本当に自分次第。自分が2点起用(2試合起用)をしてもらえるようにアピールして、決勝まで負けずに次々とトップ選手相手に勝ちたいなと強く思っています。張本選手はみんなが期待している選手。そこに次ぐ選手は誰なんだってなった時、2番手は戸上隼輔なんだというところを見てもらいたい。勝ち上がれば中国選手と対戦できる機会もある。そこで(力を)試したいです」
日本の新エース誕生なるか。2大会ぶりメダル獲得の立役者の座を狙っている。
(第4回は佐藤瞳が登場)
◆世界卓球 9月30日からグループリーグが行われ、上位16の国と地域が10月5日からの決勝トーナメントに進出。テレビ東京系&BSテレ東で連日放送。中継キャッチフレーズは「新時代の、目撃者になる。」
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)