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「どれだけ『拍手』がついているのかな」 大西将太郎が語る『チアスタ!』の楽しみ

アスリートとサポーターをつなぎ、夢に向かって挑戦し続けるアスリートを支援しながら、成長や感動を分かち合えるサービス。それが『チアスタ!』だ。

『チアスタ!』のギフティングサービスはアスリートが競技により集中できる機能

 アスリートとサポーターをつなぎ、夢に向かって挑戦し続けるアスリートを支援しながら、成長や感動を分かち合えるサービス。それが『チアスタ!』だ。

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『チアスタ!』では、サポーターがアスリートの投稿に拍手(SNSのいいねボタンのようなもの)を贈ったり、お気に入りのアスリートやチームに対し、自分だけのデジタル応援幕を作成して贈ることができ、応援幕の購入金額の一部がアスリートの活動資金として還元される。贈った応援幕に対しアスリートからメッセージが届く機能もついており、日々のタイムライン投稿と合わせてサポーターがアスリートをより身近に感じて、さらに応援したくなるという仕組みだ。

 このサービスを根底で支えるのは、アスリートとサポーターが持つ「スポーツを盛り上げたい」という共通の想いだ。今年5月から『チアスタ!』の輪に加わった元ラガーマンが、その魅力を語る。

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「ラグビーはチームスポーツですが、チームを応援する形もあれば、選手個人を応援する形もある。『チアスタ!』には、そういったいろいろな形の応援の仕方があって、今まであまり見たことのないサポートの仕方と言いますか、ファンやサポーターの方とのつながり方があるのを見て、すごく興味が沸いたんです」

 元ラグビー日本代表で、通算キャップ数「33」を誇る大西将太郎氏は、今年5月に『チアスタ!』に登録したばかりだ。8月で利用を始めて約3カ月になるが、自身が発信する投稿に「『拍手』がたくさんついていた時は、かなりうれしいですね」と試行錯誤の中でも手応えを感じているようだ。

「まだまだ少ないんですけど、どれだけ『拍手』がついているのかなって投稿した後に見るのが楽しみなんです。それに自分の投稿だけじゃなくて、他のアスリートの投稿を見るのもすごく楽しいですね。僕はあまり馴染みのない競技に打ち込んでいるアスリートもたくさんいて、そういった方々が普段はどんな活動をされているのか見るのも、すごく楽しいですね」

 これまでもTwitterやInstagramなどSNSを通じて自身の活動を発信してきた大西氏。文字や写真を投稿することには慣れているが、『チアスタ!』では明確な意図を持って投稿しているという。

「『チアスタ!』に関しては、SNSでの端的な投稿よりも少し日記のような感じにしています。というのも、少しでも多くの方に『チアスタ!』を知ってもらうためにはどうしたらいいのか。そして、やはり自分がこれまで打ち込んできたラグビーというスポーツに恩返ししたい気持ちが大きいので、ラグビーを知ってもらうためにはどうすればいいのか。ラグビーの普及をメインに考えて投稿しているので、どうしても文章が長くなってしまうんです(笑)。最近は、コロナの状況下でも少しずつ普及活動が再開されてきているので、そういった活動をより多くの方に知ってもらうことが、ラグビーだけではなく、他の競技にとってもいいことなんじゃないかなと思っています」

大西氏が感じる『チアスタ!』の良さとは…「双方向でやりとりができる」

 アスリートとサポーターをつなぐ『チアスタ!』では、声援の代わりに『デジタル応援幕』を作ってアスリートに想いを届けることができる。有料の応援幕にはアスリートへのメッセージを添えることができ、アスリートから拍手やサンクスメッセージが届くこともあるといい、大西氏も「一方的な応援ではなく、双方向でやりとりができることは大事」と太鼓判を押す。さらに、この『デジタル応援幕』はギフティングサービスも兼ねているため、サポーターが購入した金額の一部はアスリートの活動資金として還元される。

 大西氏は「もし資金が集まれば、ラグビーボールを子どもたちに寄付したり、女子ラグビーの遠征費や強化費に使ってもらったりするのもいいですね」と、将来的な想いを口にする。

「東京オリンピックが終わって、スポーツをスポンサードする企業が減っているという話を聞いたことがあります。どうしても競技活動を行うにはそれなりに資金が必要になるので、個人のサポーターがギフティングサービスを使ってアスリートや団体を支援する仕組みは非常にありがたいと感じます」

 活動資金面での不安が軽減されれば、アスリートは競技により一層集中できる。また、応援してくれるファンやサポーターのために頑張りたい、という気持ちもさらに強さを増す。好循環を生み出すためにも「もっともっといろいろな人に『チアスタ!』を知ってもらって、つながりを大きく広くしていくことが大事だと思っています」と大西氏は語る。だからこそ、提案したいアイディアがあるという。

「動画が掲載できたら、もっと面白いと思うんです」

 スポーツは動きを伴うものだ。練習やトレーニングなど自身の活動を動画でそのまま伝えられたら、ラグビーをはじめスポーツの楽しさや魅力がもっともっと伝わるはずだと、大西氏は考えている。

『チアスタ!』を通じて実現したい夢 「ラグビーを日本のスポーツ文化の一部に」

 日本中を熱狂の渦に巻き込んだ2019年のラグビーワールドカップ(W杯)。自国開催や日本代表の活躍も相まって、大会期間中は日本全体がラグビー一色に染まった。しかし、翌年に誰も予想することのなかったコロナ禍が発生。トップリーグ(当時)は開催中止となり、期待されたラグビー熱の継続は阻まれてしまった。

「日本のスポーツ文化の一部にしたかったのに、波に乗れなかった。でも、来年(2023年)にまたW杯が開催されますし、これから先、もう一度日本でW杯を開催するためにもラグビーを盛り上げていきたい。倒れてもまた、すぐに立ち上がるのがラグビーです。子どもたちが夢を持って挑戦できる場を作っていくことがすごく大事ですし、『ラグビーって楽しいな』ということを『チアスタ!』を通じて伝えていけたらと思っています」

 6月23日に『チアスタ!』に投稿された写真の1枚目には、ラグビーボールを手に泥だらけになった大西氏の姿が収められている。

「田んぼで田植えをしながら、泥んこになって子どもたちと一緒にラグビーをしてきました(笑)。普段は触らないラグビーボールを触った子どもたちが、途中から『楽しい!』ってはしゃぎながらラグビーを一緒にやってくれた。それがすごくうれしかったですね」

 大西氏と一緒にラグビーボールで遊んだ子どもたちがその楽しさに魅せられ、ラグビー選手になったり、ラグビーを応援するサポーターになったり、ラグビーを盛り上げてスポーツ文化として根付かせていってほしい。それが『チアスタ!』を通じて実現したい、大西氏の夢だ。

(THE ANSWER編集部)