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人生で「他人の評価」より大事なこと バスケ渡邉拓馬さん、気仙沼の子供に贈る言葉

クリニックの締めくくりに、4対4のゲーム形式によるメニューに取り組んだ子供たち【写真:中戸川知世】
クリニックの締めくくりに、4対4のゲーム形式によるメニューに取り組んだ子供たち【写真:中戸川知世】

咄嗟の状況判断や思考の切り替えを意識する練習メニューを実施

 この日はまず、全員参加のクリニックからスタート。4人一組で行うパスのドリルに取り組んだが、憧れの人との再会に緊張したのか、子供たちの動きはどことなくぎこちない。その微妙な雰囲気を察知した渡邉氏は「動きが硬かったので、少しリラックスしてもらおうと思いました」と、ここで“たけのこニョッキ”のアレンジゲームを行うことに。

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 6~7人が一組となり、1から20までの数字を1人ずつ順番にコールするゲームだが、同時に2人以上がコールしたら1から数え直さなければならない。「20」まで数えきる直前にコールが重なってしまったり、タイミングを探るように互いの顔を見合わせたり、次第に子供たちから大きな笑い声が響くようになった。

 緊張がほぐれたら、再びバスケットボールを使ったメニューを開始。ボールをドリブルしながら2人一組で鬼ごっこをしたり、攻撃と防御に分かれたメニューも行った。攻撃と防御に分かれた練習では、特に攻撃側の思考の切り替えと先を読む力を重視。味方にボールをパスしたことで満足せずに、すぐに次の行動に移る意識付けをするメニューを行った。

 クリニックの締めくくりは、4対4のゲーム形式によるメニューだ。ルールは通常のゲームとほぼ同じだが、最大の違いはどちらのゴールに入れても得点になること。例えば、相手チームが外したシュートをリバウンドして、同じゴールにシュートを入れれば得点と認められる。

 あるいは、ゴール下でディフェンスに邪魔され、シュートが打ちづらい時、反対のゴール下に走り込んだ味方にパスしてシュートを決めても得点になる。その時の状況を判断し、シュートを決めやすいゴールを選べばいい。

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