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ロープを持つ臼井蘭世、腕組みをするのが一反田拓三監督【写真:編集部】
ロープを持つ臼井蘭世、腕組みをするのが一反田拓三監督【写真:編集部】

臼井麗香は部の寮で生活、妹の蘭世も部員で「刺激に」

 女子プロ5人の中で最も施設を利用し、部の練習にも参加しているのが、臼井だという。部の寮でも生活しており、寮から程近い成田空港から遠征に向かうこともある。空港まで車で送るのは、部員でもある妹の臼井蘭世(2年)の役割だ。臼井蘭は昨秋、プロテストを受けるも2次予選で不通過となり、今年のテストに懸けている。

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「姉もいましたし、このゴルフに集中できる環境を求めて入りました。姉にはよくアプローチ、バンカーショット、パターを教わっていて、刺激を受けています。今はここに加え、週3回は、今野康晴プロの指導を千葉で受けています。体幹に力を入れるけど、グリップ、腕はリラックスすることを教わって、自分のゴルフが変わってきました。練習が終わったら寮に戻ってきます」

 21年度は男子プロ5人のうち、石坂友宏も含めて4人が寮で生活をしてきた。石坂はツアー予選会(QT)を経て出場権を得た昨季2000-21年シーズンで賞金ランク17位(5620万4216円)でシード権を獲得し、テストを受けずに認定プロの資格を得た。それに続こうとしているのが、3月に卒業した渡邉悠斗だ。

「僕は高校を出てすぐにタイに渡り、タイツアーのQT8位で出場資格を得ました。一方で、この大学にも入学していました。結局、コロナの影響でタイのツアー出場は2試合限りで帰国し、ここで寮生活を始めました。昨年、受験した日本のQTは1次で落ちましたが、素晴らしい環境で練習をさせていただいたことに感謝しています」

 卒業後、渡邉は千葉県内のゴルフ場で仕事をしながら、日本でQT挑戦やタイツアーへのスポット参戦を目指す。だが、大学側は「卒業生も在校生と一緒にトレーニングや練習をすることは可能」という姿勢で、渡邉も「お世話になりたい」と話している。

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