世代を超えて愛される羽生結弦 8歳の少女が憧れを込めた1枚の絵「かっこよくて大好き」
「THE ANSWER」が北京五輪期間中に展開した特集「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」で配信したフィギュアスケート連載「氷の絵師たちのエール」。競技への愛情をイラストに込め、スケーターを後押しするファンの想いと作品を紹介した。好評につき、大会終了後も掲載延長。大会期間中に紹介しきれなかった作品を届ける。第22回は男子シングル4位に入った羽生結弦を描いた8歳の女の子「かおる」さん。
連載「氷の絵師たちのエール」第22回
「THE ANSWER」が北京五輪期間中に展開した特集「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」で配信したフィギュアスケート連載「氷の絵師たちのエール」。競技への愛情をイラストに込め、スケーターを後押しするファンの想いと作品を紹介した。好評につき、大会終了後も掲載延長。大会期間中に紹介しきれなかった作品を届ける。第22回は男子シングル4位に入った羽生結弦を描いた8歳の女の子「かおる」さん。
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羽生結弦という男は、国籍も世代も超えて愛される。
羽生を描いた「かおる」さんは、米国に住む8歳の女の子。“出会い”はボストンで行われ、羽生が2位に入った2016年の世界選手権だった。たまたま近くで開催されていたため、エキシビションを観戦。
当時2歳だったが、羽生の演技を見て「どうしてもスケートをやりたい」と言い、リビングでスケートの真似をずっとしている女の子だった。
「大好きで、応援している」という憧れのスケーターにエールを込め、今回、1枚のイラストを完成させた。選んだのは、北京五輪のフリーで演じた「天と地と」のワンシーン。「羽生選手が上を向いて、天とつながっているみたいだったから、このシーンを選びました」
こだわりは羽生が天にいるように感じさせるため、周りに桜や鳥を描いたこと。「鳥の絵は、上杉謙信のお家の家紋を参考にしました」。鉛筆、水彩、色鉛筆、マンガペンを使い、ピンクはアクリルの白と赤を混ぜて作り、優しい配色を作り出した。
赤ちゃんの頃から絵の具やクレヨンで遊ぶのが好きで、今はバレエ、バイオリンもこなす多才ぶり。羽生のスケートに魅了されたあの世界選手権の半年後には念願叶って、近所のスケート教室を体験。初日から滑ることができ、今は週に5回も練習しているという。