オランダの女性ファンが描いた羽生結弦の世界観「ある時は嵐、ある時は桜のように」
「THE ANSWER」が北京五輪期間中に展開した特集「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」で配信したフィギュアスケート連載「氷の絵師たちのエール」。競技への愛情をイラストに込め、スケーターを後押しするファンの想いと作品を紹介した。好評につき、大会終了後も掲載延長。大会期間中に紹介しきれなかった作品を届ける。第21回は男子シングル4位に入った羽生結弦を描いたオランダの女性ファン「@twoacorntall」さん。
連載「氷の絵師たちのエール」第21回
「THE ANSWER」が北京五輪期間中に展開した特集「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」で配信したフィギュアスケート連載「氷の絵師たちのエール」。競技への愛情をイラストに込め、スケーターを後押しするファンの想いと作品を紹介した。好評につき、大会終了後も掲載延長。大会期間中に紹介しきれなかった作品を届ける。第21回は男子シングル4位に入った羽生結弦を描いたオランダの女性ファン「@twoacorntall」さん。
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「Yuzuru Hanyu」は遠く、ヨーロッパでも愛されている。
「ユヅルの習得している技は魔法に近いです。なめらかで力強い動きはまるで自然現象のようです。ある時は荒れる嵐、ある時は散る桜のよう。その強烈なパフォーマンスに自分なりの解釈を加えてみました」
こう言って、1枚の絵に想いを込めたのが、オランダの20代女性「@twoacorntall」さん。オランダとスケートといえば、スピードスケートがお家芸であるが、フィギュアスケート界に君臨する日本人スケーターの世界観に魅了された。
描いたのは、北京五輪のフリーで演じた「天と地と」。「このイラストでは天と地の間に彼がいて、その周りを雲と川が流れています。ラインを鉛筆で書いて、色付けをデジタルでやりました」と明かす。
10代の頃に趣味で絵を描いていたが、2年前に再開。建築関係の仕事をしながら、羽生のイラストも完成させた。
五輪3連覇という偉業に挑んだ羽生。金メダルには届かなかったものの、平昌五輪で連覇を達成してなお、4回転アクセルという夢を追いかけ、そして五輪という舞台で挑戦した姿は、世界中のファンの胸を打った。
「@twoacorntall」さんもその一人。
「あなたの旅を目撃することができて光栄です。あなたの芸術性に刺激を受けてきました。あなたが達成したいことに限界はありません。いつの日か、完成された『天と地と』を見られることを信じています」
27歳になった羽生の旅を、これからも温かく見守っている。
(THE ANSWER編集部)