“10段階評価”で見るノルディック複合の展望 渡部暁斗は「ジャンプ7点、クロカン9点」
愛犬AKITOの飼い主、隔離生活の影響は?
ノルディック複合はコロナウイルス感染が相次ぎ、今季W杯出場10戦で8勝のヤールマグヌス・リーベル(ノルウェー)、五輪2連覇中のエリック・フレンツェル(ドイツ)らメダル候補も、個人NHでは欠場に追い込まれた。同い年の渡部暁とは最高の好敵手であり、大親友としても知られるフレンツェルは個人LHも欠場の可能性が高いが、リーベルは間に合いそうだ。
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渡部暁が2017-18シーズンのW杯総合王者になった後、愛犬にAKITOと名づけたリーベルは、その翌年に総合優勝すると圧倒的な強さで3連覇中。W杯デビュー時から純ジャンプ選手並みのジャンプで注目を集めていたが、4年前の平昌五輪は走力が圧倒的に足りず、コバンザメ走法に徹するも個人は2戦とも4位だった。
走力を格段に上げて王者となった今も集団では風の当たらない位置をキープし、最後に自慢のスプリントでライバルたちを置き去りにする戦法には賛否あるが、渡部暁は「否定することはないんじゃないかな。それは彼のやり方だし、いろんな選手がいるからレースが面白くなる」と認めており、「歴代最高の選手」と高く評価する。優勝候補筆頭で北京入りしたが、長い隔離生活の影響は未知数だ。
(小林 幸帆 / Saho Kobayashi)