スノボ中継に映る「YONEX」の文字 戸塚優斗が使う「唯一無二」国産ボードの秘密
スノボ国内市場は縮小、それでも作り続ける理由
ハーフパイプではXゲームズやワールドカップ(W杯)を含め、日本勢の活躍が目覚ましい。一方で、国内市場は縮小し、ボードを作ることをやめるメーカーも増えているという。それは、ヨネックスにおいても状況は同じだ。
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それでも、ボードを作り続けたのは、選手をサポートするため。「競技が存在していて、競技に打ち込む選手がいる。売れるものだけを作ればいいということではなくて、ヨネックスとして、スノーボード競技の普及に貢献するという考えのもと、開発を続けている」と説明した。
北京五輪で思うような結果は出なかったが、戸塚は早くも4年後の再挑戦を見据える。
「3本目、トリプル(コーク1440)にトライしようと思ったので、(そこまで)辿り着けなかったのが悔しい。もっと練習して勝てるようなライダーになりたいです。また五輪という舞台にトライできたら嬉しい」と雪辱を誓った。
(水沼 一夫 / Kazuo Mizunuma)