羽生結弦、後世に語り継がれる江陵の記憶 “完璧を超える”名演で達成した五輪連覇
日本勢が1、2位を占める歴史的な大会に
平昌で輝いたのは羽生だけではなかった。
【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら
宇野昌磨は、ショートプログラム3位で迎えたフリーは最終滑走。冒頭の4回転ループこそ転倒したが、そのまま崩れることはなく、4回転フリップを成功させるなど持ち直す。フィニッシュまで大きなミスをすることなく滑り切ると、フリーでも3位。総合2位で、羽生に次ぐ銀メダルを獲得した。日本勢が1、2位を占める歴史的な大会となった。
3位にはハビエル・フェルナンデス(スペイン)。ソチ五輪ではわずかな差で4位と悔しい思いをしたが、その雪辱を晴らした。
メダルを獲得した3人は、リンクサイドで肩を組み合い、互いを祝福した。皆、笑顔だった。安堵と喜びの込められた表情があった。
その光景もまた、大会のハイライトの1つだった。
(松原 孝臣 / Takaomi Matsubara)