猛威振るう韓国女子ゴルファー エリート生み出す「62+12」システムとは
“国家代表(メーン)”と“常備軍(サブ)”の存在
つまり、実績のある選手のほとんどが、韓国の“国家代表”出身者であり、その体系的なシステムが世界で活躍するゴルファーを育てる礎となっている。
では、“国家代表(ナショナルチーム)”選抜システムとはどういうものなのか。国家代表メンバーに選ばれれば、韓国国旗を胸につけ国際大会に出られる栄誉のほか、男子の場合はアジア大会などで金メダルを獲れば兵役免除となり、女子はプロテスト免除などの恩恵が受けられる。これだけでも、し烈な争いと競争力の高まりは想像に難くない。
国家代表メンバーは、大きく“国家代表(メーン)”と“常備軍(サブ)”の2つにわけられる。年間を通じて開催される各種大会の成績によって、毎年10月末から11月初めにかけて選抜メンバーが決まる。
“常備軍”は、小等部(小学5~6年生)、中等部(中学1~3年)、高等部(高校1~3年生)、大学部(大学1~4年生)の4つに分かれている。ここに入れる人数は細かく分けられている。