猛威振るう韓国女子ゴルファー エリート生み出す「62+12」システムとは
排除される“年功序列”、小学生と大学生がともにメンバー入りする可能性も
小等部は8人(男女各4人)、中等部は22人(男女各11人)、高等部は26人(男女各13人)、大学部は6人(男女各3人)。合計62人が国家代表のサブメンバーとなれるが、ここに選ばれたからといって国際大会に出られるわけではない。
各種国際大会に派遣されるのは正規メンバーである“国家代表”だけ。ここに選ばれる「エリート」はたったの12人(男女各6人)しかいない。
驚くべきは、国家代表メンバーに学年は関係ないということだ。年間を通じてもっとも成績が良かった選手が選ばれるシステムで、小学生と大学生が一緒に国家代表メンバーとなる可能性もあるわけだ。
“年功序列”の世界はそこにはない。アマチュア時代から実力主義が貫かれているのがよくわかる。こうして常備軍の62人と国家代表の12人の計74人が韓国を代表する選手となっているのである。
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金 明昱●文 text by Myung-wook Kim