W杯予選で苦しんでいる日本 内田篤人が見た現状「日本の研究がしやすくなっている」
アウェイ2連戦は勝ち点6が必要「ベトナム戦で得失点差を稼ぎたい」
4日には11月のアウェイ2連戦に臨む日本代表メンバーが発表された。内田氏は11日のベトナム戦で鹿島アントラーズ時代にともに汗を流した岩政大樹氏と、17日には第2戦の中国戦でも共演した矢部浩之(ナインティナイン)とDAZNの“裏チャンネル”解説に登場する。
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すでに“裏チャンネル”解説には独自ファンがつくほど人気コンテンツとなっているが、「“表”はちゃんとしようかなという感じで、“裏”はちゃんとするけど、ある程度リラックスして、楽しく試合を見れたらいいかなという感じでやっています」と語る内田氏。そのリラックスした様子と元日本代表選手ならではの的確な視点、旧知の間柄の岩政氏、やべっちとの絡みがファンを釘づけにする。
「矢部さんは本当に素直にサッカーが大好きで、日本代表をすごく応援してくれていますよね。前回も一緒に裏解説をやりましたけど、今回もまた非常に楽しみにしています。そして岩政さんは戦術にすごく詳しいですし、非常にいい言葉選びで伝えたり、教えたりしてくれるので、僕も勉強したい気持ちで臨みます」
アウェイながら勝ち点6がマストになる日本代表にとって、対戦相手のベトナム、オマーンとの試合の見どころはどこにあるのだろうか。
「ベトナムは体が特段大きいわけでもなく、その分クイックネスで技術があるので、どちらかというと日本と似たタイプ。ただ、負ける相手じゃないですから。アウェイでも勝ち点3が必要。どういったフォーメーションで、どういった選手を配置してチャレンジするのか分からないですけど、それを踏まえても勝ち点3を取らなければ。オマーンには初戦で負けていますし、チームとしても日本の研究をしっかりとして戦ってきていたので、やっぱり初戦の借りを返してほしいなと思います。
この2試合で勝点6が必要ですし、欲を言えば、ベトナム戦ではできるだけたくさん点を取って得失点差を稼ぎたいですね。仮にオマーンと勝ち点で並んだ場合、得失点、直接対決の勝ち負けで順位が決まってしまう場合もあるので、その辺も考慮すると欲しいです。あとはオマーンが日本戦の前に中国と対戦するので、その結果によって相手の戦い方も変わってくるのかなと思います」
勝って当たり前も、ラクな戦いも、最終予選にはない。日本代表はこれまでも幾度となく厳しい戦いを強いられ、逆境を跳ね除けてW杯出場を勝ち取ってきた。プレッシャーや批判に怯むことなく突き進む日本代表の戦いを見届けることも、最終予選の楽しみ方の一つかもしれない。すべては2022年、カタールで開催されるW杯出場権獲得のために。
「僕は日本人として日本代表を応援していますし、試合を見ていて選手が考えていることや心理状態が分かるので、裏チャンネルではその辺をうまくお伝えできればと思っています。まあ、選手たちは……評価されるのがプロ選手ですから。僕もそうやって生きてきましたし、みんな強いから大丈夫でしょう! 最終予選は難しいですし、W杯に出るために選手と監督、スタッフがいろいろな作戦を練って試合に臨みますけど、そういうところを視聴者の方と一緒に楽しく見たいですね。裏解説なのでちょっと緩く楽しく、皆さんと一緒にゲームを楽しめればと思います」
年内の最終予選は、11月のアウェイ2連戦で最後となる。2勝2敗で現在グループ4位につける日本代表の戦いを、内田さんはどう解説するのか。DAZNで日本代表を応援しつつ、“裏”解説の内田さんのコメントにも注目だ。
(THE ANSWER編集部)