2年ぶりに大船渡で果たした再会 伊藤華英さんが10人の子供たちと歩む「夢」の半年間
子供たちの夢宣言、半年後に「今の自分より上手くなっていたい」
再び会議室に戻り、行われたのは今回のメインイベントとなる「夢宣言」。参加する子供たちが「将来の夢」「未来のわたしの街をどうしたいか」「半年後の約束」をノートに書き込み、発表していく。
頭を悩ませながら10分間、思い思いにペンを走らせる様子を伊藤さんも温かい目で見守っていた。
――将来の夢。
「イルカパフォーマーになりたい」
「1万円札に載りたい」
「オリンピックに出たい」
――未来のわたしの街をどうしたいか。
「震災前より店も人口も増えて誰でも仲良くできる街にしたい」
「イオンとマクドナルドが建てられる街がいい」
「津波が来てもすぐに高いところに登れるようにしたい」
――半年後の約束。
「今の自分より背泳ぎが上手くなっていたい」
「クロール25メートルを24秒から22秒に縮めたい」
「クイックターンを習得したい」
など子供らしい夢もあり、被災地の未来への願いもあり、それぞれが伊藤さんに向かって約束した。