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田中将大の成功を渡米1年目で確信していた黒田博樹 打ち明けられた“ある悩み”とは

2013年に楽天で24勝0敗という衝撃的な成績を残し、鳴り物入りで渡米した右腕はメジャー3年目の今季、大きな飛躍を遂げた。ただ、当初からMLBでの成功を確信していた人物がいる。現広島の黒田博樹投手だ。

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チームメートだった黒田が見抜いていた田中の「柔軟性」

 ヤンキースの田中将大投手は今季、メジャー自己最高の成績を残した。14勝(4敗)、165奪三振はいずれも3年目で最多。そして、特に価値ある数字となったのは、199回2/3というイニング数だ。シーズン最後の2試合で登板を回避し、メジャーリーグの先発投手にとって“超一流”の証となる200イニング到達こそならなかったものの、あと1/3イニングまで迫った。

 防御率3.07は堂々のリーグ3位。シーズン後半にはサイ・ヤング賞候補として米メディアから名前を挙げられるなど、タイトル争いにも絡んだ。現地では、ゴールドグラブ賞の最有力候補との報道も出ており、大きな注目が集まっている。

 2013年に楽天で24勝0敗という衝撃的な成績を残し、鳴り物入りで渡米した右腕はメジャー3年目の今季、大きな飛躍を遂げた。ただ、当初からMLBでの成功を確信していた人物がいる。現広島の黒田博樹投手だ。

「落ち着いてるし、周りに振り回されない、惑わされない強さを持っている。現時点ではそういう印象を受ける」

 2014年、2人はヤンキースでチームメートとして行動を共にした。メジャー7年目の黒田が“ルーキー”の田中を気遣う場面は、フロリダ州タンパでのスプリングキャンプから何度も見られた。練習の勝手が分からず、田中が右往左往することもあったが、黒田は初対面から約1か月の段階で、後輩右腕の印象を上記のように語っている。

 興味深いのは、この続きだ。すでにメジャーで大きな成功を収めていた黒田が田中を最も高く評価したのは、「強さ」の中にあった「柔軟性」。これこそが、海外で結果を残すための重要な条件だと話していた。

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