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松田直樹さん急逝から10年 横浜FMが未来につなぐ使命「この街で語り継がれるために」

黒澤社長(左)と会見にオンラインで登壇した松田さんの姉の真紀さん(テレビ画面越し)【写真提供 横浜F・マリノス】
黒澤社長(左)と会見にオンラインで登壇した松田さんの姉の真紀さん(テレビ画面越し)【写真提供 横浜F・マリノス】

時を経ても、松田直樹がこの街で語り継がれるために

 現在も、人々の心をつかんで離さない松田さん。会見にオンラインで登壇した姉の真紀さんは「ずっと想っていただけることには感謝しかありません。本当に感謝の言葉だけです」と、この10年、想い続ける人への感謝の言葉を口にした。

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「16年という長きに渡り、横浜F・マリノスで熱くプレーできましたことを感謝いたします。一緒にプレーさせていただいた仲間の方々、今在籍する選手、ファン・サポーターの皆様、関わる皆様、ありがとうございます。毎年、松田直樹を想い、それを形にしてくださることを感謝しています。

 10年間に渡り、ゴール裏にある直樹と思えるフラッグを掲げていただき、優勝時には“ナオキコール”をしていただき、生前からずっとずっと松田直樹を愛してくださったこと、本当にありがとうございます。16年間、所属させていただいたサッカー人生は幸せだったと思うことができます」

 2018年に就任した黒澤社長は、松田さんとの接点はない。それでも「この3年で、いかに松田直樹さんが大きな存在であるのか、ひしひしと感じているし、クラブが継承すべきスピリットである」と語り、「松田直樹さんという偉大なサッカー選手がいたことをクラブが続く限り伝え続ける、というクラブの使命にマリノスファミリー全員でしっかりと向き合い、取り組んでいきたいと思います」と語気を強めた。

「この先、10年、20年と時を経ても、松田直樹さんという存在がこの街で語り継がれていくために、この使命のために、クラブ全体として取り組んでいくことをここに表明させていただきます」

 松田直樹さんが望んだ、「サッカーを知ってもらいたい。楽しんでもらいたい」という願いを、横浜F・マリノスとともにつないでいく。

(THE ANSWER編集部)

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