話題の「プールがない国」の競泳選手が体験した五輪「僕が故郷で最後の水泳選手に」
母国の課題は競技人口「水泳をする子どもたち増えるといいな」
選手村食堂ではピザやお寿司が気に入りました。お寿司は初めて食べました。ほかの人が食べていたので挑戦してみたら、おいしかったです。エビが載っているお寿司が好きですね。ソロモンでは生魚は食べないです。お腹を下してしまうのです。日本のお寿司は食べられますけど、ソロモンでは慣れていないのでやっぱり食べないと思います。
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東京五輪に出て、世界最高の舞台に立つことができました。これからも水泳の練習を続けて、この次は、今からもっと上達してどんどん記録を上げていきたいです。ソロモンにはプールがないので、海で練習しています。海で練習して一番困るのが、タイムを計ることができないことです。泳ぐことはできるけれど、比べることができないので、そこは難しいですね。
今、ソロモンでは水泳人口がどんどん減っていて、自分がほとんど最後の選手になっています。早くいい練習施設ができて、水泳をする子どもたちの人口が増えるといいなと思っています。
お土産は母に何か買っていきたいですね。ソロモンにはいいスポーツ施設はないけれど、人々はとてもフレンドリーです。日本のみなさんが来るなら、声をかけてくれるでしょう。
(THE ANSWER編集部)