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実は中学時代バレー部の闘莉王が熱弁 男子バレーの死闘に「日本のメンタルの強さ」

「THE ANSWER」は東京五輪の大会期間中「オリンピックのミカタ」と題し、競技の新たな知識・視点のほか、平和・人権・多様性など、五輪を通して得られる様々な“見方”を随時発信する。アテネ五輪に出場したサッカー元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、独自の「ミカタ」で各競技をチェック。ブラジルから来日し、日本を愛したサッカー界の侍が、他競技からの視点で熱くなったシーンを語る。今回はバレーボール男子日本代表の死闘。1日の1次リーグのイラン戦でフルセットの末に8強進出した。実は中学時代、バレー部だった闘将は次戦の故郷ブラジル戦も日本を応援すると断言した。(構成=THE ANSWER編集部)

バレーボール男子日本代表の死闘に田中マルクス闘莉王氏も熱くなった【写真:AP】
バレーボール男子日本代表の死闘に田中マルクス闘莉王氏も熱くなった【写真:AP】

「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」#51

「THE ANSWER」は東京五輪の大会期間中「オリンピックのミカタ」と題し、競技の新たな知識・視点のほか、平和・人権・多様性など、五輪を通して得られる様々な“見方”を随時発信する。アテネ五輪に出場したサッカー元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、独自の「ミカタ」で各競技をチェック。ブラジルから来日し、日本を愛したサッカー界の侍が、他競技からの視点で熱くなったシーンを語る。今回はバレーボール男子日本代表の死闘。1日の1次リーグのイラン戦でフルセットの末に8強進出した。実は中学時代、バレー部だった闘将は次戦の故郷ブラジル戦も日本を応援すると断言した。(構成=THE ANSWER編集部)

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 ◇ ◇ ◇

 熱くなったね、男子バレーボール。日本が勝った瞬間には思わず声が出てしまった。

 29年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた一戦はまさに死闘だった。世界ランク11位の日本と12位のイラン。拮抗した力関係で、勝てば1次リーグ突破、負ければ敗退という状況で、なかなか見ないシーソーゲームになった。

 第11セットを取ったけど、そこから一気に逆転された。3セット目は熱かった。デュースの連続で、イランの監督が凄い勢いで抗議して、31点目がイランに与えられた。

 日本のベンチもかなり熱くなって、乱闘になりそうな場面もあった。コンタクトスポーツじゃないのに、全く違うスポーツのようにエキサイトしていた。イランベンチは2回以上もチャレンジしていたけど、あれはアリなのか? それくらいイランも執念を見せていた。

 凄まじい展開で、土壇場の4セット目で追いついた日本。最終セットはリードしていたのに、終盤追いつかれそうになった。あまり勝負強いイメージはなかったチームで、ここでずるずるいってしまうのかという正念場。最後の最後まで危なかったけど、踏ん張った。メンタルの強さを感じた。

 左の西田有志選手のインパクトが凄い。186センチでそこまで長身ではないけれど、強烈なスパイクをどんどん打ち込でくる。右の石川祐希選手、高橋藍選手も素晴らしかったし、セッターの関田誠大選手も上手かった。

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