なぜ、平野歩夢は「安全に勝つ」を選ばないのか 恩人が明かす“天才の美学”とは
目標の一つはクリア、次は東京?「今回、金を取ったらスケート行こうかなと…」
平野はただ自分に嘘をつきたくないから、進み続けているのだ。スノーボードを始めて間もない時に立てた壮大な目標へ向けて、ぶれることなく、進み続けているのだ。
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幼い頃に立てた、“2つの競技での世界一”という目標。今回こそ銀メダルだったが、スノーボードではすでに達成している。ならば、次はスケートボードなのか――。正式種目となった2020年の東京五輪への挑戦という、夢のようなプランが現実味を帯びてくるが……。
「歩夢自身は前に『今回、金メダル取ったら、ちょっとスノーボード休んで、スケート行こうかな』と、冗談っぽく、話してはいましたね。今回、銀だったので、4年後の(冬季五輪での)金メダルをという気持ちは強いと思います。ただこれまでも、午前にスノーボードの練習をして、午後はスケートパークで滑っていたこともあった。あとは本人が考えることですから」
冬季、夏季の“二刀流”――。周りは騒ぎ立てるが、平野にとってはただ、決めた道を歩いているに過ぎないのかもしれない。
(THE ANSWER編集部)