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44歳佐藤琢磨が連覇へ 200周のレースで描く大逆転のシナリオ「大きな挑戦になる」

世界3大自動車レースの一つ、伝統のインディアナポリス500マイル(インディ500)決勝が30日(日本時間31日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる。2年連続3度目の優勝を目指す44歳の佐藤琢磨(ホンダ)は15番グリッドからスタート。2001、02年のエリオ・カストロネベス(ブラジル)以来史上6人目の連覇を厳しい位置から目指すことになる。

27日に米インディアナポリスでメディアデーに臨んだ佐藤琢磨【写真:岡田弘太郎】
27日に米インディアナポリスでメディアデーに臨んだ佐藤琢磨【写真:岡田弘太郎】

世界3大自動車レースの一つ、伝統のインディアナポリス500マイル決勝へ

 世界3大自動車レースの一つ、伝統のインディアナポリス500マイル(インディ500)決勝が30日(日本時間31日)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる。2年連続3度目の優勝を目指す44歳の佐藤琢磨(ホンダ)は15番グリッドからスタート。2001、02年のエリオ・カストロネベス(ブラジル)以来史上6人目の連覇を厳しい位置から目指すことになる。

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 佐藤は昨年、3年ぶり2度目のインディ500制覇。3度目となれば史上11人目で、過去3人が記録している最多の4度に王手を懸ける。3連覇したドライバーがいないことを考えれば、過去5人しかいない連覇というのがどれほど高いハードルかが分かる。佐藤は「歴史をつくっている自覚はない」と言うが、連覇で3度目の優勝を成し遂げれば、インディ500史上最高の部類に入るドライバーとしての評価を得ることになりそうだ。

◇頭脳と経験を生かして厳しい状況を打破できるか

 ただ現状、連覇を懸けた道のりは険しそうだ。ポールポジションは昨年、佐藤と終盤まで激しく優勝を争った年間王者に6度輝いている猛者、スコット・ディクソンが獲得。28日の最終練習走行でもトップのタイムを記録した。昨年の雪辱に燃えているはずで、佐藤へのマークは当然厳しくなることが予想され、逆転は容易ではない。

 それでも、44歳の経験豊富なベテランには、過去に何度も終盤から見事な巻き返しを見せて優勝争いに返り咲いた実績がある。最終周でスピンして初優勝を逃した12年は予選19位からトップ争いに絡み、19年は14番手から出て3位に入る健闘を見せた。イエローに助けられた部分もあったが、「一度として同じような環境というのはないが、全部のいい要素をしっかりと取り込んでいけば、15番手からでもトップ争いに加われるとは思っています」と佐藤は言う。レース展開を冷静に読みながら最善の状況判断ができる頭脳と経験が挽回のカギとなる。

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