日本ラクロス界はどう進化していくのか 成長戦略発表会を支える「挑戦の心」
日本ラクロス界が目指す方向性を決める「開拓者精神」と「挑戦の心」
2021年に予定される具体的な取り組みに加え、ラクロス界は今後、どういった方向性を目指すのか。その背景にあるのが、日本ラクロス界が持つ「開拓者精神」であり「挑戦の心」だという。日本におけるラクロスの競技人口は約1万7000人。ラクロスはカレッジスポーツとしての側面が強く、競技者の大半は大学からスタートしている。そこで発表会では、ラクロスの競技者は何か新しいものを面白がれる人、変化を厭わない人であると仮定。そのラクロス特有の価値が今後のカギを握るとした。
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これを踏まえた上で「Small Government」「Lacrosse As a Life.」「世界大会の招致検討開始」という「3つの構想」を発表。コンパクトかつオープンな協会を目指し、ラクロス界が仲間内だけの集まりにとどまらず、広く社会と交流することを目指しながら、ラクロスと触れ合った人々の人生を豊かにする「学びのプラットフォーム」の構築を検討するとした。さらに、2025年女子世界大会、2026年男子世界大会の日本開催招致に向けて、具体的かつ本格的に取り組むことも発表した。
成長戦略を掲げた日本ラクロス界が、ここからどれだけ目標を達成していけるのか。新たな取り組みには、ラクロス界内はもちろん、外部からも注目が集まりそうだ。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)