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久保建英は己の弱さを知っている 恩師が認める“自己分析力”「それが建英の強み」

弛まぬ努力の成果強調「19歳にして体幹とバランス力は世界基準」

「小学校4、5年の子供達を指導する場合ですが、始めは親御さんが連れてきます。なぜこのトレーニングが必要なのか、という説明を最初にするのですが、理解できないケースも多い。一方で建英は10歳の時点で、大人やプロアスリート以上に自分に足りないもの、弱点を把握できていました。しっかりと課題に向き合っていた印象があります」

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 バルセロナの下部組織時代も日本にいる間は、木場氏のジムに足を運び、指導を受けていた久保。体幹と柔軟性の強化という当時の弱点改善に取り組む理解力は、幼少期からずば抜けていたという。

「弱点を把握する力があったからこそ、ここまで成長したとも言えるかもしれません。スペインの試合でもそうですが、ドリブルでの競り合いでもブレません。19歳にして、体幹とバランス力は世界基準だと思います。大きな怪我をしてから本格的に体幹トレーニングをスタートするアスリートが多い中、彼は怪我をする以前から真剣に取り組んでいます。柔軟性も高まってきました。足りないものや、弱点を把握する力、プロ意識が高い。それゆえに大きな怪我がいまだにない。それが建英の強みですね」

 愛弟子の成長に目を細めていた木場氏。新シーズン、日本サッカーの至宝はどんな成長を見せてくれるだろうか。

(THE ANSWER編集部)

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木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、G大阪ユーストレーニングアドバイザー(2016年~)、長友佑都専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

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