ラグビー界のレジェンドが学びの場を演出 オンラインで実現する他競技との輪
第3回テーマは「他競技から学ぶ~準備の方法~」 約20人が活発なディスカッション
これまでは対面で持っていた学びの機会を、5月からはオンライン上に移し、これまで3回「オンラインセミナー」を開講した。一方的な知識の伝達ではなく、参加する全ての人に発言の機会を設けようという意図を持つセミナーは、先着20人に限定して実施。これまで小学生のタグラグビーからトップレベルのラグビー指導者のほか、サッカーや陸上、アイスホッケーなど他競技の指導者も参加している。さらに「他競技から学ぶ~準備の方法~」と題した16日実施の第3回には、指導者に加え、現役水泳選手や女子セブンズ選手、大学生、高校生の現役ラガーマンなど、幅広くスポーツに関わるメンバーが約20人集まった。
1時間半の開講時間は、小野澤氏による「準備」についてプレゼンテーションから始まり、ラグビーやアイスホッケー、サッカーなどの団体競技における準備と、水泳や陸上など個人競技における準備の違いなどについて、活発にディスカッション。休憩を挟んだ後には1時間の“延長戦”もあり、参加者はもちろん、パネリストも新たな学びと発見を得る有意義な時間となった。
今は大人数によるミーティングを開けないが、オンラインだからこそ実現するものもある。オンラインセミナーには日本全国はもちろん、遠くはロンドンから参加する人も。また、競技が違うとスケジュールが合わず、なかなか実際に会うことはできないが、移動を伴わないオンラインであれば実現の可能性が広がる。
BUラグビーアカデミーでは、オンライントレーニングを取り入れて子どもたちと繋がる時間を設けるなど、ステイホームの時間を積極的に有効活用。オンラインセミナーは今後も月に1度のペースで開催する予定で、テーマはBUラグビーアカデミー公式Facebookやインスタグラムなどを通じて、疑問や質問がある方々から広く募集していく。
双方向の学びの場を得たことで、今後の活動がさらなる広がりを見せそうだ。
■【BUラグビーアカデミー オンラインセミナー情報】
オンライン会議アプリ「Zoom」を使って、毎月1回のペースで実施
詳しくは公式サイト(https://www.bu-as.com/news/)、公式Facebook、インスタグラムを参照
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)