米拠点の総合格闘家・堀口恭司の今 「1枚のマスクを使い続けています」
モチベーションは朝倉海へのリベンジ「次やれば100%勝てます」
――昨年8月に朝倉海選手に衝撃的な1ラウンドKO負け。自身初めてのKO負けでベルトを失いました。リベンジへの思いは?
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「ほかにやる選手がいるかと言われたらいないですよね……。負けた試合は何回も映像を見返してイメージしています。次やれば100%勝てます。RIZINのベルトと、ベラトールのベルトは取り返したい。まずは目の前にあることをクリアしていくこと。海くんに勝ってRIZINのベルトを巻いて、ベラトールのベルトも巻いて。それからですね」
――日本では堀口選手も出場経験(作新学院高時代は空手部)があるインターハイが中止になった。大きな目標を失ってしまった高校生は何をモチベーションにすればいいでしょうか。
「夢を持っているのなら、それを達成するために、今頑張れることをやったほうがいい。そうは言ってもそこを目標にずっと努力してきたわけなので、3年生とかは意味ないじゃんと思うかもしれませんが、そこの考え方を転換して欲しい。大学でも続けられるかもしれない。今までやってきたことがマイナスになることはない。どうプラスに変えていけるのかが大事。
大学じゃなくて、就職活動する人もいると思う。もしかしたら競技はやめてしまうかもしれない。でもその経験はどこに行ってもゼロになるわけではありません。しっかりとためになると思います。マイナスに考えても意味はありません。例えば僕も負けた後には考えます。次に同じようにならないためにどうするのか。相手を倒すにはどうすればいいのか。乗り越える術を考えますよね。こうした経験も後で振り返れば全部プラスになると、ポジティブに考えるようにして欲しいですね」
自身の経験も踏まえて冷静かつ、情熱的にメッセージを送ってくれた。
コロナ禍に見舞われながらも、自身のリハビリは順調な様子だ。「しっかりと治して年末くらいには」とRIZIN大舞台へ向けての復帰への意欲も覗かせていた。コロナが終息し、再びリングに上がるその時へ向けてじっくりと牙を研いでいる。
【堀口選手からのおうちトレ、ワンポイントアドバイス】
「筋トレばっかりやっていても飽きちゃったりするので、ジャンプバービーとかもも上げ、反復横跳びとか、有酸素運動を取り入れると面白いと思いますよ。ラダーとかも使ったり、距離はなくてもいいので、短いスパンで様々な動きを取り入れてみたりするのもおすすめです」
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)