急速に感染拡大のブラジル 闘莉王氏がコロナ禍で実感、日本との“文化の違い”とは
闘莉王氏が指摘する日本とブラジルの“3つの違い”とは…
日本とブラジルの“3つの違い”が大きく影響していると闘莉王氏は言う。
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「日本と文化的に決定的に違う部分がある。まずブラジル人はあまり手洗いの習慣がない。特に固形石鹸。固い石鹸をブラジルの人は使わない。自分自身も手洗いの習慣は日本に留学で行ってから学んだこと」
日本では、子供の頃から学校で手洗いの重要性を学び、習慣化するが、ブラジルには石鹸での手洗い文化が乏しいという。
さらに、闘莉王氏は「うがいという習慣もあまりブラジルではなかった。喉に痛みが出てから始めてアルコールやビネガーでうがいするイメージ。染み付いた予防という部分も大きいと思う」とも指摘。そして、3つ目の“違い”は「土足文化」だという。
「ブラジル人は面倒くさがる人が多い。土足でそのまま自宅にあがる。外のばい菌とかも、家の中に持ってきてしまう。うちは土足禁止にしているけれど、ブラジルの土足文化も今回悪い影響が出ていると思う」
ブラジルのみならず、欧米では自宅やホテルで土足がOKとなっている地域は多い。外部からのばい菌を生活スペースに持ち込んでいるリスクは見逃せないと闘莉王氏は語る。
「何と言っても清潔さはどの国でも評価される日本人の美徳だと思う」。闘莉王氏は地球の反対側から、日本の文化を改めて称賛していた。
(THE ANSWER編集部)