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ダルビッシュ、千賀も加入 “本物”の野球指導オンラインサロン「NEOREBASE」って何?

カブスのダルビッシュ有も「NEOREBASE」の受講者である【写真:Getty Images】
カブスのダルビッシュ有も「NEOREBASE」の受講者である【写真:Getty Images】

ダルビッシュから質問が飛ぶ、千賀ら現役プロ5人も受講メンバー

 指導に欠かせないのが、最新鋭の投球動作解析システム「ラプソード」。球速に加え、回転数、回転軸、回転効率、リリースポイントなども数センチ単位で計測でき、定期的に測ることで調子のバロメーターにもなる。これを米国で購入し、150キロを投げられる内田に興味を持ったのが、お股ニキ氏だった。

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「お股ニキさんはラプソードを見たことがなく、速い球を見たことがないと。向こうから是非見たいということだったので、こちらこそ是非一度お会いしたかったというのがきっかけです。池田さんは一昨年から、自分が米国に行く前にパフォーマンスの部分で教わり、かなり影響がありました。

 小山田さんは肘をトミー・ジョン手術していて、肩も手術している。でも(術後に)実際に速い球を投げています。常に自分で人体実験をしていて、自分で納得がいかないと気が済まないし、もの凄く勉強されている方です。自分がオンラインサロンをやろうと思ったんですけど、自分の知識では全然足りないなと思ったのと、毎日自分が更新するのは無理だなと思いました。互いに埋め合わせできる関係です。

 お股ニキさんはデータの部分から、池田さんはトレーナーとしてパフォーマンスを体の部分から、小山田さんはトレーニングや実際にケガをした経験から。お股ニキさんと池田さんは良くも悪くもプレーヤーではなかったので、誰にでもバシバシ言える。集まれば本当にいいものができるんじゃないかなと思った4人です」

 それぞれの活動拠点が離れており、定期的に集まることが不可能だった。「この人たちの知識を眠らせておくのはもったいない。その辺にありふれている知識とはまた違う」との思いから、オンラインという珍しい手法に至った。現状では1人の指導者が週1回で月4回投稿、4人全員で月16回となる。

 投稿者がテーマを決め、ボールを使ったり、実際にトレーニングをしたりする動画で説明。文章によるスライド形式でわかりやすく解説をするメンバーもいる。「野球をうまくなりたい、完全にそういう人向けですね」。受講者はプロ、アマ、指導者などレベルを問わず多岐にわたり、90人に近くまで増えた。

 内容に対する質問にも答える。ここで驚きなのが、受講者の中に米大リーグ・カブスのダルビッシュ有がいることだ。「こういう感じで合ってますかって、普通に一般の方に交じって質問してくれる。凄くありがたいですよね」と内田。自身が米国挑戦中に志願してトレーニングをともにし、小山田氏らとも指導を通じて深い関わりがあるという。さらにサロンの評判が広がり、今ではソフトバンク・千賀滉大、DeNA・櫻井周斗、中日・岡野祐一郎と竹内龍臣というプロの投手たちも受講メンバーとなった。

 内田の場合は、オンラインサロンの受講者から依頼を受けて現場に足を運ぶことも考えている。米球界で一般的になりつつあるラプソード。日本のプロ野球でも多くの球団が導入したが、数字の意味を理解し、使いこなすのは簡単ではないという。ピッチング・ストラテジストとして活動する内田は、ラプソードで解析した数値の意味、応用の仕方を伝えられる。

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