浅田真央と12人の“弟子”に芽生えた小さな絆 自前アカデミー開校2か月で感じた「これ以上ない幸せ」

35歳の誕生日、子どもたちからサプライズ…
指導を続けるうち、子どもたちとの間に小さな絆が芽生え始めた。演技の中で手の位置をキープするのが難しかった小学校1年生の生徒が、ある日見事にやり遂げたという。浅田さんは「『今日どうしたの?』って聞いたんですね。そうしたら『先生が一生懸命教えてくれるから。先生を喜ばせたい』って言ってくれて。この時はすごく感動しちゃいましたね」と目を細めた。
9月25日は浅田さんの35歳の誕生日。いつも通りの練習の後に子どもたちからケーキと花束、そして手紙のサプライズプレゼントがあった。手紙の中には「真央先生に金メダルを掛けてあげたい」「先生をオリンピックに連れて行ってあげたい」などと、子どもたちの思いが記されていたという。
「これ以上ない幸せを感じました」
ここまで、フィギュアスケートに全力を注いで歩んできた。「生徒さんは毎日一生懸命練習している。今後も130パーセント、私も頑張ることに変わりはないです。結果はすぐに見られるものではないですけど、長い目で見て生徒さんたちの目標や夢に少しでも力になれるように頑張っていきたい」。氷上で培ってきた経験を、次世代の原石たちに手渡していく。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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