通信制高校から目指す甲子園&東大進学 日ハム教育担当が異例の転身…大谷翔平も使った育成術とは?

大谷翔平を見て実感…「うまくなる選手」に備わる同じ能力
ここに目を付けたのが日本ハムだった。3年間にわたって口説かれた本村監督は高校教師を辞し、2011年から昨年まで15年間、千葉県鎌ケ谷市にある日本ハムの球団寮で若手選手の教育を担当した。そこで感じたことがある。高校、プロとステージは違っても、自分でうまくなれる選手には共通の資質があるのだ。
目標設定や、日々の振り返りをしたときに「1軍で長く活躍できる選手は、やっぱりちゃんとできるんですよ。そしてやらされてる感がない」。その典型が大谷だった。
四谷学院高は現在、1期生がやってくる日に向けて寮や練習場を整備中。寮では個室が与えられ、平日の練習時間も午後2時から3時間を基本とする。その後は自習や自主練習に使う。チームとしては3年後の日本一を目標にスタートするが、その中で個々の目標はまた別だ。それぞれの目標を達成するための行動が、チームのためにもなるという考え方。本村監督は言う。
「今までにない高校野球をやりたいと思ってるんです。日本一という目標があっても、そこを目指すにあたっては個々の役割が色々ある。個人の目標を考えて、そこに向かって取り組んでもらう。みんなで手を取り合ってという高校野球じゃなくて、一人一人の役割を遂行して、それが繋がればいいと思っているんです」
目標設定と振り返りという「原田メソッド」のサイクルは、もう一つの目標でもある大学進学にも生きる。四谷学院の予備校は、受験に必要な学習を中学レベルから東大受験レベルまで55段階のステップに細分化し、着実に習得していくシステムが売りだ。
「そこは四谷学院高の得意分野なので、プロにお願いします。僕たちが勉強を教えられるわけじゃない。そこもある意味プロ野球と一緒かもしれませんね。それぞれに指導担当がいるっていうね」
プロ野球が使うものと同じシステムを導入する、四谷学院の高校野球。新たな挑戦で、生徒はどのような成長を見せてくれるだろうか。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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